寝る部

常識にとらわれない新しい〝快眠〟を日々探求しているブログ

タメ口を使っても、ぜんぜん腹が立たれずに済ませる方法【特別付録:練習問題付き】


あなたの周囲には〝目上〟の人が多いですか?

 

それとも、目下でしょうか?


私は今年で37になり、男の平均寿命は70であることからして、全国的に〝目下〟が増えつつある、と言ってよいでしょう。つまりこの日本に目上が6000万人、目下が6000万人いるちょうどその中間ラインを過ぎた、というわけです。日本は「年上を敬うべし」というお国柄。実際私も「年は食ったぜ」というわけで、社会の中で敬語を使わなければいけない場面は、ゆるやかに減少傾向に転じている感があります。

 

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敬語は上下関係や主従関係を明確にするもの。もちろんそれは組織運営という面でメリットは多いわけなのですが、敬語はこの「主従関係の明確化」が役割の中心になっているせいで、どうしても会話がありきたりなものに堕しがちです。あるいは、当たり前になりすぎてて気づきにくいのですが、場合によっては敬語があなたの感情の微妙なニュアンスが伝えてくれなかったせいで、諍いや勘違いが生じてしまっていることもあります。そうなると「ちょっと、なんのために俺敬語を使ってんだ!」って感じです。

 

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たとえばじじいとしゃべる場合でも「お若いですね。」とか「どうか長生きしてください。」と言っても、やや見え透いてます。いくら表面を取り繕ったって、なにしろ相手はあなたより人生経験が豊富なのですから「はい、社交辞令。」って見抜かれちゃう。そういった意味で、じじいには「じじい。」とはっきり言った方が逆に失礼ではなく、喜ばせるという面も、どうやらなくもないぞ、というのが〝敬語使用頻度減少中〟の私の到達した結論なのです。いやあ、「もっと早くこれに気付けてたら」と思うと悔しい。もう少し充実した20代を過ごせたかもなあ。もちろんじじいと親密になったところで、病気の話をひたすら聞かされるだけで、あまり得があるわけでもありませんものの。

 

■目上の人に敬語を使わない方法。

そろそろ本題に入りましょう。


「目上にタメ口をきく方法」

 

大切なのは、しゃべる内容よりも、しゃべっている時の「内面のイメージ作り」です。

 

「親と思う」

 

これです。

 

あなたは子供の頃、自分の親に敬語を使っていなかったでしょう。タメ口をきく相手も、ちょうどそれと同じノリで、「俺の親父なんだ。」「苦楽をともにする家族だ。」という感覚でいくと上手くいきます。いままでタメ口を使って相手に怪訝な顔をされてしまっていたあなたは、もしかして「友達」と思いながらタメ口をきいていませんでしたか?友達ではなく、親。しかしそれゆえにこそ、じじいが嬉しそうに病気の話をしてきちゃうのですけれども。

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●これが言えれば君もタメ口マスターだ!!3つの例題

では、あなたがスムーズに目上とタメ口でしゃべれるための例題を3つご用意いたしましたので、ご紹介していきます。


●例題1――「ちょ、どきなさいってば!」

 

初心者はまず目上の人が何かはしゃいで、あなたに「冗談」をして来たタイミングを狙って、タメ口を放ちましょう。

 

この例文は、あなたが忙しい最中、相手がわざと〝通せんぼ〟的なことをしてきた時のフレーズです。ちょっとした〝からかい〟をされた時ほど、絶好のタメ口チャンスはありません。そもそも相手が先にふざけてきたのだから、あなたがきちんとした言葉遣いをしなかったところで、とやかく言える立場ではないのです。

 

どうでしょうか?むしろここで「あの、ちょっとどいていただけませんでしょうか?」などと敬語を使う方が、せっかくふざけた相手を彼方に突き放してしまう失礼な行為に思えませんか?「ちょっと、どいてくださいよ!」も悪くはありませんが、やっぱりちょっと弱い。むしろここはチャンスというよりも、タメ口の一手しかないとさえ言えるのです。


●例題2――「いやそれ、あなたが元々言ってたんでしょうに。」

 

続いてふざけていない場面でも、徐々にタメ口を差し挟んでいきましょう。

 

例文は、職場で上司と仕事の話をしている時のフレーズです。相手が矛盾した指示を出して来たという場面。目上の人に「笑えるくらいのちょっとしたミス、勘違い」があった場面も、実はタメ口チャンスです。

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でも危険度は少し上がって来ています。

 

ここでは必ず「親」という意識を持つように。幼少期に「でもお父さんだってそうやって言ったじゃん。」と軽い口答えした時があったと思います。その感情を思い出しつつ、「いやそれ、あなたが元々言ってたじゃない」。1000回ほど、家で練習しましょう。「どうしても無理!」というあなたには、奥の手として、ちょっと〝オカマちゃん〟っぽく言うことをおすすめします。〝オカマちゃんっぽさ〟によって漂うおどけた感じが、あなたを左遷から守ってくれるはず。

 

「ですがおととい、課長がそのようにおっしゃられましたが。」

 

どうですか?

 

このミスの指摘の仕方は、ちょっともろに相手に剣突を食わせてしまっていませんか?ただの口答えになってしまっています。ハサミと敬語も使いよう。なんでもかんでも敬語を使えばよいというわけではないのです。

 

「………………」

 

もしかするとあなたは「そういう時は触れないで黙っておく」という手段を選ぶかもしれません。しかしそうするとあなた自身ストレスがたまるし、課長に「言うべきことを言えない頼りないやつ」という事なかれ主義者のレッテルを貼られ、利用されるだけになります。

 

やっぱりここは「タメ口」なのです。

 

●例文3――「あれ、頭薄くなってきたんじゃない?」

 

いよいよ最難関レベルです。

 

コンプレックスを指摘するのは友達同士でもタブー。言っていいことと悪いことがある。それを目上の人に対して言う。しかもタメ口。これができれば、あなたのコミュニケーションスキルは毒蝮三太夫と言ってもよいでしょう。

 

でもこういう触れられたくない悩みも分かち合っている関係って強固だと思いませんか?相手も自分の悩みを遠慮なく打ち明けられる人が近くにいたら、きっと嬉しいもの。これこそが人間と人間の絆。「なんか、やくみつるの宣伝してるメーカーがいいらしいんだってさ」「ほんとうか」という会話までできるようになれば、いやあ、たいしたものですね。確実に周囲よりも突き抜け、出世の道も簡単に開けることでしょう。

 

しかしこれはかなりリスクが高いですので、「親と思う」「オカマちゃんっぽく」などといった手段を総動員するのはもちろん、テンションも適度に上げ、おどけた手振り身振りなどもし、しっかり相手の呼吸も読まなければいけません。剣道においては、敵が息を吐ききって、次に吸い始める刹那に隙ができると言います。あなたもそこを見逃さずに打ち込みましょう。

 

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●まとめ――礼儀の3段レベル

以上、目上の人に敬語を使わない方法をご説明してまいりました。

 

「友達と思う」のではなくて「親と思う」ことが肝心。ちなみに異性だった場合はもっと簡単ですよね。「恋人と思う」ようにすればいい。これは自然にできている人も多いのではないでしょうか。

 

「礼儀」とは実は3段階のレベルがあります。まず「礼儀を知らない人」です。これは論外。しかしかといって「礼儀を知っている人」も、実はまだレベルが低い。実は「状況に応じて、あえて無礼にも振る舞う」という次元で戦っている強者も世の中にはちらほら存在します。「そんなやついないよ。」と思うかもしれませんが、強者は強者ゆえ、あまりにタメ口がナチュラルなので、あなたが気づいていないだけかもしれません。あるいはただの「礼儀を知らない論外の人」だと、見間違えていたか。

 

あなたは、ただの礼儀正しい人で満足してしまっていませんか?

周囲の礼儀のなっていない人を、ただ否定だけしていませんか?

 

例題3は難しいですが、是非「ちょ、どきなさいよ!」くらいは頑張ってみてください。