寝る部

誰よりも寝ることにストイックな男が、寝る間を惜しんで「寝る」と「あるある」を研究するブログ

徹底検証!体内時計25時間に逆らわず生活したらどうなるのかこれから1ヶ月ぐらい検証してみる。

「人間の体内時計は25時間だ」という説をご存じだろうか?これはその真偽を検証すべく、私が本当に25時間サイクルで生活してみる連載実験企画。ただしすぐに結論が出せるのかどうかはまだわからないことを最初に断っておく。どうしてもそのサイクル通りに生活ができない時もあるだろうし、1ヶ月ではサンプルが足らなかったりすることもあるからだ。とりあえず第1回目の今回は、「25時間生活」の原則スケジュールと、なぜ俺がこんな検証をはじめる気になったかについてだけ話す。

俺たちの〝一貫性〟を蝕み、平穏な毎日を脅かすものは「モラルライセンス」である。

「モラルライセンス」という言葉をご存知だろうか。人間は何か「いいこと」をすると、自然と「悪いこと」をしたくなるという法則だ。大人気ベストセラー、ケリー・マクゴニガルの『スタンフォードの自分を変える教室』で紹介されていた。

人間は少しいいことをするとその反動で、直後に悪いことをしたくなるらしい。簡単に言うと、ジムに行ってダイエットトレーニングをしたら、そのあとケーキを食べてしまった。勉強したら、夜更かししてしまった。禁煙したら、不倫した。といったようこと。いや、そんな生やさしいレベルではない。例えばこの本の中では、ある男の被験者が、男女平等の発言をしたその直後、もう一回同じ質問をするとなんと差別的な発言をしたという、かなり衝撃的な実験も紹介されている。

「人間に一貫性なんてなんてものはない」「人間とは矛盾した生き物だ」ということくらい君も承知しているかもしれないが、ここまであっさりと真逆の意見を言うとはまさか思わないだろう?そう考えるとツイッターかなにかでたまに真っ当な意見をつぶやいているやつがちらほら見えるが、そういうことを言っているやつも、実際はどうか知れたものではないとわかる。「いいコメント」を投稿した直後、それがきっかけとなって、思いっきりリアルの世界の方でとんでもないことをしでかしてしまうなんてこともざらにあるのかもしれない。それならば、逆の方がいい。

しかし俺も餌食になった。

俺は2ヶ月で昼夜逆転した

というのも実は俺は、昨日このブログの記事で「ぐっすり寝れる方法5選」を紹介した。

tsukarukatamade.hatenablog.com

もちろん自分なりに生活していく中で見つけ出した方法だ。別に間違ったことを言ったつもりもないし、なかなか有益なコンテンツになったぜと今だって思っている。

だが、言った張本人がその晩まったく寝られなかったのだ。いやなんというか、昨日は寝られなくなったと言うか、なぜか昨日は寝ようとしなかった。「ま、夜更かししてもいいじゃん。」という甘い気持ちになってしまった。まさにモラルライセンス的である。

結局今日寝たのは10月15日の朝7時。で起きたのが10月15日午後2時。これぞ昼夜逆転である。

朝9時からのバイトを辞めたのが8月半ばだった。そのバイトのおかげで俺は何年も昼夜逆転をしていなかったのだが、およそ2ヶ月であっさり昼夜逆転した。いや、本当はすでに辞めた瞬間から、危険だった。慌てて9月の初めに「毎朝ぜってー5時に起きてやるぞ!」と身の程知らずな決意した。当然それは一切達成できなかった。でもなんとか9月中は、午前3時就寝→午前10時起きをキープしていた。

しかし10月のはじめに愛すべき「はてなブックマーク」のアカウントを取って、冷やかしコメントをしてみたり、おもしろニュース記事などを読むなどといったことをしているうちに、徐々に俺の就寝時間はずれ込んでいった。そして昨日ブログで「すぐに寝れる方法あるぜ!」みたいな記事を書いてしまった「モラルライセンス」的反動が、俺の昼夜逆転生活へ突入する最後の一押しとなったのだ。

「人間の体内時計は25時間」説は救いとなるか

モラルライセンスと同時に、別の法則も俺は思い出した。これは君も、きっとご存知だろう。「サーカディアンリズム」とか言って、人間の「1日」の感覚は実際より1時間長いよという説だ。

人間の体内時計は25時間だ

という説である。「だからこの25時間を修正するために、しっかり昼間には日光を浴びるなどして生活のサイクルが乱れないように気をつけておこう。」という例の話だ。そこで、この法則にあえてしたがってみる、すなわち、これから俺の就寝時間を夜に戻すのではなく進める、逆に1日25時間で生活してみたら一体どうなるか、ということを検証してみようと決めたのである。

 

つまり今日が10月15日。その10月15日に俺は7時から14時まで睡眠を取ったことはすでに述べた。

 

つまり明日は8時から15時まで寝る。

 

つまり明後日は9時から16時まで寝る。

 

…………とうい風に続けてゆくのだ。

 

そのように25時間で生活をしていくと、寝付きはよくなるのかとか、生活の不都合が生じるかとか検証してみたらちょっぴり面白いだろう?俺のようなフリーランスで働くやつらには、もしかするとかなり有益な知見を提供できるかもしれない。

本当は書かなければいけないことは他にもいっぱいある。細かい検証計画についてとか、検証の目的とか、「なぜ睡眠時間を7時間に設定しているか」とか、「そもそもこの体内時計25時間説は現在すでに否定されている」とか。しかしそれは追々毎日の報告の中で綴っていけばよいだろう。基本俺自身が知りたいからやるだけだ。君も少しでも興味があったら、俺の報告を楽しみにしておいてくれ。

スタンフォードの自分を変える教室 (だいわ文庫)

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