寝る部

誰よりも寝ることにストイックな男が、寝る間を惜しんで「寝る」と「あるある」を研究するブログ

質のよい睡眠のカギは「夜に風呂に入らないこと」?!朝風呂の方がいいの?

f:id:tsukarukatamade:20181029084552j:plain

睡眠の質を上げたいですか?

  「睡眠の質を上げることによって短い時間でも十分睡眠が取れたことになるよ」という意見はよくありますが、「寝る部」部長の私は「速読術」とか「読心術」みたいに、どうも怪しい考えだと思っています。やはり絶対的に睡眠時間の確保は大切なのではないか。もちろん寝る前にコーヒーを飲むなどは論外ですが、そういう基本的なこと以外で、私は一般に言われている様々な「睡眠の質」に関する意見に対して、強い疑問を抱いているのです。

 そのひとつが風呂。

 お風呂はぜったいに夜入らない方がいいです。

 今回はその理由についてご紹介していきます。

夜風呂より朝風呂がよい理由6つ

 では早速夜風呂より朝風呂がよい理由についてご説明していきます。

夜に風呂に入らない方がいい理由その1
 ――喉が乾く

これはかなり大きな理由。夜寝付きが悪くなる睡眠の原因としておしっこはかなり大きいからです。風呂に入るとどうしても汗をかきます。そして→喉が渇き→大量の水を飲まずにはいられません→それによって小便で起きてしまう。という展開があまりにも多いのです。

夜に風呂に入らない方がいい理由その2
 ――時間がもったいない

夜に風呂に入るくらいならば、せっかく頭も冴え渡っているのだから、読書などに使った方がいいのではないかと思います。お風呂にかかる時間は30分ぐらいもかかります。それだったらば早くお布団に入った方がいい。

夜に風呂に入らない方がいい理由その3
 ――朝に入れば眠気が吹き飛ぶから

朝お風呂に入ると、いやが応でも目が覚めます。お風呂というのは目を覚ますための存在です。家に帰ってさっさと布団に入ってしまうほうが良く、逆に朝寝ぼけている頭でお風呂に入れば一気に目が覚めて活動的になれます。

夜に風呂に入らない方がいい理由その4
 ――寝癖が自然と治せるなど、朝風呂の方がどう考えても合理的

夜にお風呂に入ると頭が濡れていたりするので寝癖がかなりつきやすい。そのため朝にいちいちもう一回頭を濡らさなければいけなくなる。ということを考えると一緒にお風呂に入ってしまった方が合理的であることは間違いありません。また髭剃りなども朝の寝起きでカミソリをあてると痛くて痛くてしょうがないですけれども、お風呂でそればスムーズにカミソリが走ります。また顔を洗ったり全て一度の作業で済ませることができるので、どう考えても朝に入った方が合理的なのです。その合理性で稼いだ時間を睡眠時間にあてることができます。

夜に風呂に入らない方がいい理由その5
 ――お風呂に入るとむしろ目が覚めてしまう

お風呂に入ると体がリラックスして寝られる状態になるというのはどうしても首を傾げざる得ません。体温が上がることはまず間違いないですから、血流も上昇し、いわゆる「興奮状態」にさせるような行動です。だから寝られるものも寝られなくなってしまいます。激しい運動をして寝ようとしているということが言えるでしょう。

 あとで参考に夜の風呂の方がリラックスできるという記事をご紹介しますが、「風呂に入ると眠れる」というのは、どれも後付けとしか考えられません。

夜に風呂に入らない方がいい理由その6
 ――朝にそれほど面倒な作業をしない方が起きられるから。

これは主にフリーランサー向けのことですが、大量の執筆とか、朝しんどい仕事を設定するとどうしても起きられなくなります。起きる瞬間は意志力がもっとも弱くなっている時です。かといって朝の頭が冴えているうちに執筆をしてしまった方がよいという側面もある。私はこの両者のジレンマに長いこと苦しめられていました。

 そこで朝風呂が最適でした。

 起きて最初にする作業がそれほど大変ではなくなりますし、風呂で目を覚ました状態で辛い作業をするようにすると、一気に仕事が片付きます。「風呂で身体を洗う」くらいがちょうど朝一番の仕事としてベストなのです。

睡眠の質のために〝夜風呂〟が大切だと説いている記事まとめ

「 睡眠の質」とネットで検索したら、ページの全部に夜の入浴が睡眠の質の向上に大切だと書かれています。

f:id:tsukarukatamade:20181027102537p:plain

f:id:tsukarukatamade:20181027102533p:plain

要旨としては、しっかり夜にお風呂に入るとリラックスできて、副交感神経が活発化して睡眠ホルモンと言われるメラトニンの分泌が始まるからという論理展開が多いです。

 

あるいはお風呂によって脈拍や深部体温血圧を一度上げると、その反動で下がっていき、それが睡眠にとってよい、とのことです。

 

あとはみなさんが私の意見が正しいと思うかどうか、ご自分でご判断ください。

検索第1位、2位の記事

1位と2位はグリコの記事でした。2位は別記事ですが、内容は同じです。

 

cp.glico.jp

f:id:tsukarukatamade:20181027102643p:plain

いい画像を使っていますね。でも説明は納得できません。

検索第3位は東京医科大学の記事。

おんなじようなことが書いてありましたが、こんな大学の記事なんてもとから信用がおけませんので略。

検索第4位の記事

www.healthcare.omron.co.jp

f:id:tsukarukatamade:20181027103104p:plain

40度はぬるめのお湯なのでしょうか?結構熱いような気がしますね。「お風呂で副交感神経が優位になる」ということが納得できません。どちらかというと40度のお風呂に入れば熱くて、アドレナリンが活発になるのでは?

検索第5位の記事

www.e-futon-kobo.com

 

f:id:tsukarukatamade:20181027103153p:plain

理屈の説明がよくわかりません。医学用語をこねくりまわさず、もうちょい優しく説明してね。

検索第6位の記事

suiminkaigi.jp

 

f:id:tsukarukatamade:20181027103221p:plain

……という具合。

深部体温を上げて、それが下がろうとするようにすると熟睡できるということらしいです。深部体温の下降が大きくなると、熟眠につながる。いかにも医者がよくやる、よくわかったようでよくわからない話の代表例でしょう。

「~すると、~になる。」という構文に、うまく飛躍が隠されていることがあるので注意しましょう。

深部体温の下降がゆるやかになると、熟眠できる。

深部体温の上昇が食欲を増進し、よく食べると、熟眠できる。

夜のうちに深部体温の変化をそれほど大きくしないと、熟眠できる。

ヘリコプターではなく、空を飛ぶ「飛行機」を100機見ると、願い事が叶う。

私だってこんな風になんだかもっともらしい文章をいくらでも作れますよ。

 

まとめ――汗を流したいなら……?

以上、お風呂は絶対に朝に入った方がいいという私なりの意見を今回は提示いたしました。

外に出かける前に体を綺麗にしたほうがいいと私は思います。

それに体が疲れきっている状態では、体を洗うのも少し億劫になり、むしろ不潔なのではないか。それに寝起きの状態というのはやはり加齢臭などがすごくたまる。臭い。そういうのを一度すっきりさせた状態で外出した方が良いでしょう。

もちろんかなり激しい肉体労働をしていた場合は、汗を流したいところでしょう。それこそ簡単にシャワーなどで済ませましょう。

朝しっかりとお風呂に入るという流れを作り、その後ご飯を食べる方がスムーズに物事が進むと思うのですがいかがでしょうか?