寝る部

誰よりも寝ることにストイックな男が、寝る間を惜しんで「寝る」と「あるある」を研究するブログ

25時間生活順調!そして「順調」こそもっとも不調なのだとウメハラに学ぶ(25時間生活第32回)

こんにちは。

毎日就寝時間を1時間ずつ遅らせ、それによって眠気を引き出し、不眠と全く無縁の毎日を送ろうというコンセプトの、25時間生活を続けている男です。

2周目もすでに3/4を過ぎ順調です。これから2時から9時まで寝るという睡眠スケジュール。健全な「住職ゾーン」をひた走っております。

しかしながらこの、住職と同じ睡眠スケジュールで寝る「住職ゾーン」ですが、お坊さんと同じなのだから、さぞや仕事の生産性も上がるかと思いきや、全く上がらない。住職ゾーンのうちにいろいろ片付けようとしていた原稿が全然仕上がらない。何か仕事しようと思っても、だらだらと先延ばしをしているような毎日を送ることになっています。「よしゃ、やるぞ!」と思うと、すぐに「……でもなあ」みたいな否定的な気持ちが頭をよぎるのをいかんともしがたいのです。明らかに脈があるのに女の子に中々告白できないやつみたいな状態で、仕事と接しています。(こんなんで本当大丈夫なのか、おっさん……)という不安さえ起こらない。

結局のところこの住職ゾーン、朝起きて夜寝るというスタイルに心底から飽ききっているのかもしれません。考えてみると、37年、この朝起きて夜寝るをずっと繰り返してきましたので、そろそろうんざりし尽くしてもよい頃かもしれません。午前の街並みの光の当たり方から、青空も夕日も、夜の街灯の長い影まで、もう見飽きた。

そういえばプロゲーマーとして有名な梅原さんもそのような〝飽き〟と必死で戦っていると本の中でおっしゃっていました。私はストⅡ世代。ストⅡが大流行したのが小学校高学年から中学ですから、ど真ん中。そんな私からすると、そのストリートファイターで生活している梅原さんは、確かにヒーローであり、すごく憧れる人生を送っているのですが、さすがにあの人も飽きているそうです。

でも梅原さんはどうやってモチベーションを保っているかというと、「昨日と同じ自分でいないようにする」ということを心がけているとおっしゃっています。常に「自分を変えよう」と心がけておく。確かに自分を変えることは不安です。変化したことでライバルにカッコ悪く負けたりすると相当腹が立ちそうです。でもあえて勝利を捨てて、代わりにもっと大切なものを得る。つまり退屈とは、悪い意味で「カッコいい」ということなのでしょう。実は負けて、怒られて、恥をかいていてこそ、いいペース。

 

というわけで、前回、世にある税金本を片っ端からくさしまくるというなかなかのハイ・クオリティ記事を書き上げた私は、「これでしばらく更新しなくていいや。」と思っていたのですが、いやこれでは駄目だと、今あえて戦略なく、眠い頭のままに更新してみました。

そして、ご覧の通り、大敗北を喫しました。