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読書嫌いでもすいすい読める!【RPA】初心者向けの本おすすめ5冊

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現在、働き方改革の一貫として「RPA(Robotic Process Automation)」が注目されています。

RPAは単純作業を始め給与計算など様々な人手に頼らなければできなかった作業をソフトウェアロボットに任せ、労働生産性を上げるソリューション。会社に導入をご検討している方や、自分の会社で導入されて何が何だかわからないという方のために、ここではRPAを最初に学ぶのに最適な本を5冊ご紹介いたします。

RPA初心者のためのおすすめ本その1――RPAの威力~ロボットと共に生きる働き方改革

RPAの日本市場における先駆者の書いた本です。綿密な取材に基づいた対処事例が豊富に掲載されている一冊。他社事例を学び、あなたの会社でどのように導入されるかということを予想しながら読めます。長期間Amazonでの売上一位を獲得していた本で、たちまち3刷に増刷されています。本質からその成功のポイント、そして豊富な他社事例を紹介して将来像を予測しています。コンサル会社の本なので、とても分かりやすい説明です。

RPA初心者のためのおすすめ本その2――図解入門最新RPAがよ~くわかる本 西村泰洋(著)

よくまとまっていて一読するのもそれほど大変ではありません。

RPAに興味ある人や導入を検討している人、あるいは会社で導入されたという人がその市場動向や導入までの5段階のプロセスや、用語を図表を使いながら分かりやすく解説されています。その1でご紹介した『RPAの威力』より初歩的なところから丁寧に説明してくれているので、少しRPAの威力では難しいと思う人におすすめ。

RPA初心者のためのおすすめ本その3――まるわかり!RPA日経コンピュータ(編集)

様々な執筆者によって、「RPAがわかる人はきっとこれから重宝される時代が来る」ということについて色々な角度から説明がされている本。系統立てて一から順にRPAについて学びたいという人向けではありません。どちらかと言うとある程度明確な目的意識があり、RPAの事例が知りたい、選び方が知りたいと言った、入門から離れた人におすすめと言えるでしょう。現在はまだRPAの黎明期であり、様々な考え方が交錯している時代でこのように俯瞰から様々な記事を注意深く読むとスタンスの違いなどが非常によくわかります。

RPA初心者のためのおすすめ本その4――RPA革命の衝撃 大角暢之(著),佐々木俊尚(監修)

RPAの技術概要について知るのに最適な一冊。

少し他の本を読んでも物足りなさを感じたような人が読むのに最適と言えるでしょう。しかしながらやや反復が多く、事例が少ないという難点があります。そのためイメージがわきにくく、読みにくさを感じる人もいるかもしれません。ですので2冊目として最適と言えるでしょう。

RPA初心者のためのおすすめ本その5――デジタルレイバーが部下になる日 池邉竜一(著)

各章の見出しでしっかり論点を提示し、各章の末尾でしっかり結論がまとめられているため、とても読みやすく、初心者でもRPAの潮流をしっかり理解できます。またRPAは何ができて何ができないのかというラインをしっかり引くことができるようになるでしょう。

デジタルレイバーの展望や、将来どのように活用されるのかということも提示されているところが面白い。いかにして人間が幸せに過ごせる環境ができるかという点での考察を深められるという意味では、RPAとはまだ関係がない人でも興味深く読み進められるでしょう。理系であまり本を読むのが得意ではない、好きではないという人もすいすい読み進められます。

まとめ

以上、RPAの導入を考えている方や、会社で導入が検討され始めてRPAについての知識を得ておきたいという方のために、おすすめの書籍5冊をご紹介しました。

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IT調査会社によるとRPAの市場は今後比較的飛躍的に伸びていき、2021年までに年平均59.3%で成長し、規模が10倍に達すると言われています。まだRPAとは無縁の会社でも、もしかしたら将来は導入がどんどん進んで行くかもしれません。時代の流れに取り残されないためにも以上のうちから一冊だけでも読んでおくことをおすすめいたします。

正直なところまだRPAに関する本はそれほど多くはありません。しかしだからこそ今のうちに知識を身につけて、将来RPAがわかる人が重宝される時代に備えるべきです。

特に最後にご紹介した『デジタルレイバーが部下になる日』は、読み物としても面白いので教養という意味でもおすすめです。