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DirtRallyやWRCなどシムゲームに最適なハンドルコントローラー厳選6選とクランプ交換などカスタマイズ・小技集!!

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(2022年11月18日更新)

 

ハンドルコントローラーおすすめポイント

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ハンドル・コントローラーは、ゲームそのものではなく周辺機器である。その割に値段が結構することからして君は購入をさぞや躊躇しているのだろう?

いったいハンコンがアナログ・コントローラーやキーボード操作より良い点はなんだろうか?

◇メリットその1——相当楽しい

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とにかくハンドルを回して走るのは楽しいの一語に尽きるのである。もちろん記録が出るのも嬉しさのひとつであるが、ハンドルで車を操作して周りの風景が流れていくのはそれ自体でとても楽しく感じる作業なのである。

◇メリットその2——タイムが伸びる

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もちろんハンコンで記録も伸びる。

アナログコントローラでは、微妙なカーブがたくさんある高速コーナーなどを走り抜けることは至難の業過ぎなのである。

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👆君が高速系コースでいつもクラッシュし、タイムが伸び悩んでいるのはコントローラーの〝細かさ〟に問題があるからなのだ。

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👆ハンコンはもちろんペダルもある。高速コーナーで突っ込み過ぎて曲がらない時に、ちょんちょんと左足で減速させることができればタイムが上がるだろう。

 

◇メリットその3——結構いい運動になる

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ハンコンは当然身体全身を動かして操作するため意外にいい運動になる。特に足腰のスロットル操作などは足先などの運動になる。ゲームをしながら健康を保てるのである。

しかも最近はフォースフィードバックといって後で紹介するが、状況に応じてハンドルが重くなったりする機能のハンコンもたくさんあるのである。リアル感が味わえるだけではなく、それを力いっぱい回しているうちに体がポカポカしてくるはずだ。

www.youtube.com

👆動画だけではあまりわからないが、アクセル踏んだりハンドブレーキ引いたり、ハンドルあちこち回したり、実は台所は大わらわである。

 

ハンドルコントローラーおすすめ6選!!!!

なんとなくでもメリットはわかっただろうか?

早速おすすめ商品を見ていくのである。

 

◇ハンコンおすすめその1——回せないほどのパワー!Thrustmaster T150

結論からいえば、このThrustmaster (スラストマスター)T150が値段的にも機能的にも一番よい。プロゲーマーになるには少し機能が物足りないが休日の楽しみのためであればちょうど十分である。超強力なフォース・フィードバックも備えてリアルなドライブ感味わえる。

 

◇ハンコンおすすめその2——ハンコンの常識を変えた定番商品ロジクールG29

今ハンコンと言えばG29が最も定番と言える。一番使いやすい。ロジクールはやはり操作プログラムが丁寧に作り込まれていることがポイントである。私はヘッドホンやマウスなどもロジクールを使っているが、使い方で悩むことがまず生じない。届いたら面倒な手続きなしですぐに使いたいと考えてる時には、このミドルエンド・タイプが最適である。

おすすめポイントはフォース・フィードバック。昔振動コントローラーが登場した時は驚いたものだが、今はそういったレベルではなくて、車の状況やダンパーの設定などによって、ハンドルが回しやすい場合と回しにくい場合などの抵抗感が変わってくるのである。重いハンドルをよいしょと回して車体の向きを変える気持ち良さはぜったい生きているうちに味わいたい。

 

◇ハンコンおすすめその3——ハイエンドを求めるならば、LogicoolGステアリングコントローラーG923

ロジクールのハイエンドタイプ。高い反応と高い精度でミドルエンドよりもはるかに高いレーシング体験ができる。ステアリング感度やの調整なども簡単に行えるようになってきているのも見どころ。ハンドルに付いているインジケーターなどでエンジンの回転数などがLEDで表示されると言ったことなど細かな演出もかなり気分を盛り上げてくれることは間違いないだろう。

本気でレースゲームが好きな人、とにかく最高のドライビング体験をしたい人は、やっぱり最高のハンコンを選ぶべきである。

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◇ハンコンおすすめその4——まずこれでハンコンがどれくらい面白いか知ろう!!!PXN 180°ステアリングコントローラーV3IIB

エントリータイプも紹介しておこう。ゲームにいきなり1万円以上使うことに少し抵抗を感じるのもわからなくもないのである。そのような人が一番最初に取り組むのに最適なコントローラーがこのPXNだ。

実は私も最初これを買ったのである。

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👆今思えば、これがハマる初日だった

安いながらパソコンとの互換性がバッチリ。差し込むだけで使える点では下手したらストラトマスターT150よりも簡単に使い始められると言えるだろう。フォースフィードバックなどは基本的にないが、振動は十分。パドルシフトもしっかり付いているので、マニュアル・シーケンシャルでのプレイも簡単。少なくともアナログコントローラーよりは楽しくゲームができるだろう。

難点はFFBが物足りないこと、それからハンドルの回転量が小さい(片側90°)こと。とりあえず連休などを楽しく過ごしたい時に最適である。

 

ハンコンおすすめその5——スラストマスターT300

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上記で紹介したT150のアップグレード版である。どの点がアップグレードなのだろうか?

・ハンドルの解像度が高く、反応がこまやか
・設定プログラムに変なクセがない
・ハンドルが外せてカスタマイズがしやすい
・ペダルが金属製で頑丈
・ほぼすべてのカーゲームに対応
・SimHubなどのModにもかなり対応している。

まず明らかにハンドルの「解像度」が高いということが言える。大雑把に言えばT150だと「0%、2%、4%……」と2%刻みでしか反応していなかったのに対して、T300は「0%、1%、2%……」と細かく反応してもらえている感覚が明らかにある。

またT300の起動プログラムも変なクセがない。T150ではたまに反応しないとか、前触れなく認識しなくなり再インストールやUSBの差し直しをしなければいけないといったことがあったのだが、T300ではそういったことが一切ない。

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👆設定プログラム。舵角量(←40~1080゜を10゜刻みで変えられる!)を変更したり、FFBの強さを変えられる。

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👆開封。ハンドルが別になっていて取り外せることもT150との違いである。

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👆本体。

別売りの他のハンドルにカスタマイズすることもできる。

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👆左がデフォルト、右が別売りのアドオンハンドル。

さらにメーカー非推奨ではあるものの、一般車用の改造ステアリングなどにさえ取り替えることもできる。これこそT300ならではの魅力と言えるだろう。(後述)

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👆MOMOというメーカーのハンドルを設置した様子(方法は後述)

付属しているペダルもかなり頑丈にできているといった点でも、やはりT150とは異なる。クラッチも付いているので、hシフターがあれば、より楽しいハンドル操作が可能。さらにハンコンはG29同様、度定番も度定番なので対応しているゲームがかなり多いことがおすすめポイントである。

 

ハンコンおすすめその6——スラストマスターT248

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こちらもスラストマスターのハイエンドタイプ。そして発売が2021年の12月2日と最も新しい商品である。

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何がT300と異なるかと言うと、まずハンドルにLEDの表示がついていて、それによって、RPMやフィードバックの強さなどを適宜確認していくことが可能になっていることである。またハンドルに付いているボタンも多く、非常に使い勝手が良くなっている点もおすすめである。

何より最新式であるためにカスタマーなどからの意見を最もフィードバックして完成されているということがおすすめポイントと言えるだろう。逆に新しい分対応ゲームが少なくなってしまう面には注意しよう。

 

別売りペダルは買うべき?なにがいいの?

スラストマスターではT-LCMペダルと言って別売りのペダルも販売されているのである。

——いやデフォルトで付属しているペダル(T3PA-GTペダル)でいいでしょ。

と思うだろう。別売りのペダルは個別のハンコンが買えるぐらいの値段なので、私も「あとで買う」リストどまりでなかなか躊躇してしまっていた時期が長かったのである。

しかしある程度のタイムが出せるようになってくると、やはり誰しもペダル操作がうまくできていないもどかしさを感じる日がくるのである。いわゆる「トレイルブレーキング」やアクセルの加減を細かく調節できる方が明らかに速いことは間違いない、とわかる日が。

それにデフォルトペダル(T3PA-GT)は、ホコリの影響か静電気の影響かよく分からないが、ぱっぱっぱっと踏んでないのに踏んだと認識してしまう症状がたまに出てくるようになる。もちろん分解してダスターをかければよいわけだが、そのような症状が出たら君のゲームのスキル的な意味でそろそろ買い替え時と考えられる。

👆ラリーゲームの名作「DiRT Rally 2.0」。私はスペインステージのこういうロングコーナーをうまく等速で回れず、ペダル操作の難しさを感じ始めていた時に上手い人が微妙にアクセルを開いたり閉じたりしつつ速度82kmを維持しながら回っている動画を見て、遂にT-LCMを「あとで買うリスト」からカートに戻したのであった。

👆届いたのである。ハンコンと同じサイズのでかい箱は否応なく胸を高まらせる

👆開封。説明書や強度を変えるスプリング付属

👆袋のままだと操作しにくいのでもちろん出したのである。それぞれのペダルに穴が開いているが、留める位置を変更してペダルを少し高くしたり少し横にできる。

👆背面。ブレーキの強度スプリングを2、3分の作業で変えられる。

👆接続口。ちょっと見にくいが、付属のケーブルからスラストマスターのハンコンに接続できる。さらにUSBケーブルでPCにつなげば、ペダルの調整をPCソフトから行えたり、独立してthrustmaster以外の別のハンコンとも使える

 

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使ってみてまず私が連呼したのが「やりぃ!」という言葉であった。

T-LCMペダルのよくある売り文句は「ペダルの力をバネで交換できるよ」ということである。が、私がそれよりももっと具体的なデフォルトペダルとT-LCMペダルの違いとして感じたのは、ペダルを踏んだ認識力、精度が明らかに違うことである。

「ロードセル」という力や質量を電気的に検出して表示する機能によって、アクセルを80%踏んでいる時と、90%踏んでいる時などが瞬時に反映されている感じがある(デフォルトペダルはペダルを踏んだギアの回転量で認識する)。

簡単に言えばデフォルトペダルであると、80%、90%、100%といった大雑把なの認識をされている感覚があったのに対して、T-LCMはちゃんと80%、81%、82%と1%刻みで細かく認識され、しかもそれが瞬間的にちゃんとはっきりとゲームに伝わっているなあという壮絶な感覚に襲われたのである。いわゆる「分解能」が高いというやつである。

結果ブレーキもちょっとだけブレーキをかけるとか、半分ぐらいかけるとか、そういうことがきちっと行えるようになる。それによってかなり細かく運転操作ができるようになる。タイムが上がるという結果の向上はもとより、何より運転している実感がより強くなったのでゲームがさらに面白くなった。それによる「やりぃ」だったのである。

参考)ロードセル10問10答「ロードセルとは何ですか?」|計量|商品・サービス|株式会社エー・アンド・デイ
https://www.aandd.co.jp/products/loadcell/faq/cell_faq_1.html

 

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Fanatec ClubSport V3ペダルとThrustmaster T-LCMペダルの比較

ちなみにペダルの重要性を感じた私は、Fanatec ClubSport V3も買ってみたのである。

両者数か月使った比較である。

 

◇解像度とロードセル

両者の解像度についてはV3もT-LCMもほとんど差がないと言える。どちらも高い解像度を持っており精密な操作が可能。また両者ともロードセル技術が採用されている。

ロードセルを使用することで、ブレーキを踏む深さが浅くても、踏んだ力が正確に伝わり、これにより、全開ブレーキを瞬間的にかけることが容易になり、同時に軽いブレーキ操作もスムーズに行えるのである。

 

◇デザインと構造
デザイン面では、Fanatec ClubSport V3ペダルが優れていると感じられる。高品質なアルミニウム製のペダルアームと、堅牢な金属製のベースが特徴で、非常に洗練されたデザイン。T-LCMペダルも悪くはないものの、見た目や質感ではさすがメイドインジャーマニーのV3ペダルには及ばない。

👆後ろ。まさにドイツらしい必要十分なアイテムでうまく組み立てられている。一つも不要なネジがないなあ!という感じである。ただしグリス塗ってあるところが剥き出しなので時々メンテナンスは必要である。リチウムグリスは付属している。

👆振動モーターでペダルが振動する。ただしゲーム側が対応している必要がある。ダートラリーでは、もちろんペダルは使えるけれども振動にまでは対応していなかった。F1は対応していて、縁石を踏むと振動して路面の状況がわかるようになっていたのである。

👆裏。「clubsport」の表示がある部分からPCに直接接続して、FANATECのハンコンがなくても使える。各種必要なコード類は付属している。

👆ドライバーをインストールする。デッドゾーンの調整も直観的にサクっと変えられて使いやすい。マニアックな欲をいえば「センシティビティ(要するに踏み始めは入力を大きくするみたいな設定)」も変えられたらもっとよかった。

◇快適性
T-LCMペダルは確かに反応が良くて解像度の細かさも素晴らしいが、私の場合フォルム的に、形的に足が痛くなりやすいという問題があった。私の足の位置や角度と、ペダルの位置や角度が微妙にずれているためである。

一方でV3ペダルではペダルの形が、ドライバーの足の長さや好みに合わせやすい。TLCMも調整できるのだけれども、どう調整しても若干、高い感じがあった。

👆なによりアクセルペダルのこの底面まである縦長の形が便利。ちょっと疲れて下の方を踏みたくなることもあるでしょ? それにペダルが変に凸凹してないので、かかとを動かさず、滑らせながら踏める。TLCMのペダルはちょっとひっかかってしまって結構力が必要になったりするのである。

 

◇ペダルの角度
V3ペダルはペダルの角度を簡単に調整できる機能があり、自分のドライビングスタイルや好みに合わせてカスタマイズできる。さらにバネの位置が適切に配置されているため、角度を変えても踏む強さがあまり変わらない設計がされている。

 

👆バネがペダルの下の方についているのがわかるだろうか?この位置が実は素晴らしいのである。うまく説明しにくいのだが、ペダルの上の方についていると、その位置より上の方から押さないと重くて押しにくくなってしまうのである。TLCMはペダルの角度を変えられるのだけれども、変えるとバネにうまく力がかからない感じがあった。それで足が疲れやすかったのである。

さらにバネの内部にある棒なのだが、もうちょい奥まで差し込めるようにしたり手前にしたりできる。そうすると棒の長さが変わって、それによってアクセルペダルを踏む深さも変えられるのである。うまく言えないので動画を観てくれ。

 

◇ペダル間の距離
さらにV3ペダルのペダル間の距離は調整できないこともない。ネジを外して分解したあと、クラッチをはずしてその位置にブレーキをもってくることができた。

👆分解している様子。この人はペダル位置を固定するパイプを自作した強者だ。確かに自作するのが理想であはあるものの、かならずしもこれがなくても、私は既存のパイプをうまく組み合わせて固定した。要するに後ろ側の横棒をパイプなしのスカスカにしてしまって、手前の横棒をみっちりパイプを詰めて固定できたのである。

👆後ろの部分のパイプを強引に手前に持って来た図。正直個人的にはこれは本当にありがたい。プレイ中の股間部の窮屈さが完全に解消され、足も疲れにくくなったのである。

クラッチを外すと左足ブレーキを使う場合に、ドライバーが足を閉じる必要がなくより自然な姿勢で運転ができます。クラッチペダルを使わない場合には、ブレーキペダルとアクセルペダルの間隔を広げることが可能で、さらに快適な操作が可能になります。ハンコンのスタンドを使っている人の中には股の間にポールがあるタイプがあるけれどもそれでもアクセルとブレーキを離せると便利である。

 

 

◇デメリットもある

とはいえTLCMと比べてデメリットもないことはない。値段が高いことやアマゾンなどから買えないこと、メンテナンスが多くなることである。またthrustmasterのハンコンを使っているのであれば、直接ハンコンに接続できる点でやや利便性が高い。ゲームの中にはハンドルとペダルが別々だと認識されないことがたまにあるからである。そのような点も合わせて考えてみるとよいだろう。

その他ハンコン周辺の小技集

ハンコン関連は毎日やっていたりすると色々壊れたりもするわけなのである。そのような緊急事態におけるメンテナンス方法などを一挙に紹介していくのである。

 

椅子が動く!→キャスター交換

初心者のうちはまだ特に問題とならなかったりもするが、次第にペダルを踏むときに椅子が後ろへ動くことが気になるようになってくることがあるだろう。

特に左足ブレーキといって、アクセルは緩めないまま軽く左足でブレイキングをするテクがある。エンジンの回転数を下げないためコーナーの出口での立ち上がりがいいということや、ほんのちょっとだけブレーキをかける高速コーナーなどで使うテクである。

しかし両足ともがペダルを踏む瞬間、その場に踏ん張るための全責任がケツに一任されることとなることによって、自然の摂理として椅子が後ろに動くのだ。逆に言うと、椅子が動くからブレーキが思う存分踏めないのである。

そこでキャスターの交換が必要なのである。

 

●AKRacing ストッパー付き双輪キャスター 

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👆交換したのである。キャスターは引っ張るだけで取れる。接続箇所の直径は11㎜。基本キャスターはメーカーによらず暗黙裡に統一されている傾向があるようだ。私はオカムラの全然普通のデスクチェアだが、やっぱり11mmでいけたのである。不安ならばちょっと今のキャスターを外して定規でチェックしておこう。

👆スイッチを下げると車輪が回らなくなる。5個のキャスターのうち、3個を下げるだけでもかなりガッチリ固定される。ゲームをしていない時は、手軽にまた椅子を動かせるようになることも大きい。完全固定タイプのキャスターは腰が痛くなるからである。

👆実際私は最初完全固定のこれを買ったのだが、仕事中も手軽に椅子を動かせなくなるため、腰への負担が倍加し結局腰痛に悩まされることとなり大失敗。椅子を他の用途でも使っているなら、失敗を避けるため少々値段が高くても最初から機能性と耐久性の良いキャスターを買おう。

 

◇クランプが壊れた!!!→クランプネジ交換

ハンコン用スタンドを使っていないような時には、ハンコンをどのように固定するかはかなり重要な問題なのである。ゲーム中つい力が入ってハンコンがずれてしまうこともある。

もちろんデフォルトでクランプが付けられておりこれでもいいのであるものの、あんまり思いっきり回しすぎているとネジ山が潰れてしまう災難もある。このトラスコ中山のクランプレバーに交換するとよい。ネジがしっかりしていて品質がよかった。

 

●TRUSCO クランプレバー オネジ M10 ねじ長80 TCMR10-80

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ちなみにM10というのは、ネジの直径のことである(MはmmのM)。要するに1センチの直径ということだ。T300はM10で行けるが、他のハンコンは定規などを当ててどれくらいのサイズのネジかを確認しよう。

 

◇クランプがさらに壊れた!!!!→リコイル

上記の方法で雄ねじの方は簡単に交換ができるわけなのであるが、雌ねじはそうもいかない。しかしゲームやり過ぎで遂に最終的に夫婦どちらもバカになってしまったのである。

リコイルという方法で雌ねじも再生させることができる。これは小技ではなく結構大技である。結構大変な作業だったので別記事に書いたのである。

note.com

 

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◇それでもまだハンコンが若干動く!!→ゴムやラバーを付け替える

ハンコンが動く原因はゴムの部分の問題も関わってくる。デフォルトの状態であると両面テープでゴムが取り付けられているため、すぐに外れてしまうのは当然。その場合は、瞬間接着剤などを使う。

さらにそれでもバカになってしまったような場合にはこのシートで底面全体をゴムにする方法がおすすめである。

 

●日之出 すべり止めシート グレー 19cmx27.5cm 4枚セット

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👆包装は駄菓子屋の「アイドル写真くじ」を彷彿とさせるチープな仕上がりであることは否めないが、中身の商品はよさそう。これとクランプがきっちりしていればかなり動かなくなるはずである。

👆もともとのゴムをデザインナイフなどで削ぎ落とす。粉が内部に入らないように穴部分をマスキングテープでふさげればもはやプロである。

👆さらにゴムが机に接触する面積を広げるとよさそうだ。やすりがけで底面のでっぱりを消し、完璧ツルツルにする。

👆おっけ。これで両面テープの粘着力を増大させ、

👆貼り付けて余った部分を切断。でもまるでハンコンのために作られているかのように、ちょうどシート1枚でぴったりくらいであった。

 

◇レーシングシューズいる?→あるとよい

ペダルをいいものに新調した時、あまりに良かったので、さらにしっかりと踏めるシューズも欲しくなってくるのである。

レーシングシューズの通常の靴との違いはかかとまでソールが巻き上がっている点である。確かにかかとを支点にしてペダルを踏むと、かなり細かな操作も行いやすくなる。それに専用の靴を使った方が、普通の靴や靴下が傷まないで済むのである。

「レーシングシューズは細身に出来ているため、ワンサイズ大きめを買ったほうがいいよ。」とレビューに書いてあったので、ワンサイズ大きめのものを買ったが、とりあえずこの靴に関してはワンサイズ大きめじゃなくて良かった、というのが私の結論である。

👆くっ!!変なレビューを鵜呑みにしてしまう凡ミス……っ!!!

今は「プライムトライなんとか」とかいう、Amazonで7日間無料で返品可能のサービスも用意されているので、君はこれを利用したほうが絶対よい。

 

●[プーマ] スニーカー ドライビングシューズ モータースポーツ スピードキャット LS

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👆私の足のサイズは26.5、そこで27のサイズを買ったが別に普通に大きかったのである。履き心地が非常によいので、これでぴったりならと非常に悔やまれる。

ただし注意点として、もしもあまり良いペダルを使っていないケースであると、レーシングシューズはいくらでも思いっきりペダルを踏めてしまうので、壊れる危険性もあることは注意したい。1万のハンコンのすべてプラスチック製のペダルを使っている時はやはりソックスの方がいいだろう。

◇レーシングシューズを滑らせたい!!→シリコンスプレー

レーシングシューズを買ったのはブレーキもかなりしっかりと思えるようになったということは間違いないものの、アクセル側の方はもうちょい滑ってくれると踏みやすい。

滑って欲しくなかったり滑って欲しかったりなど色々細かく要求が生じてくるわけであるが、これはシリコンスプレーを吹くのが最適である。これで完璧に細かな操作が簡単になる。

 

●KUREシリコンスプレ- (420ml)

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◇ハンコンをもっと軽やかに回したい!!→ベアリング交換

ハンコンをスムーズに回す小技として内蔵されている、ボールベアリングを金属製のものに変えるというテクニックがある

👆左がデフォルトのプラスチック製、右が金属のボールベアリング

👆非常に軽快に回る

サイズ選びなどはかなり繊細であり、もし壊すと保証なども効かなくなるということは気をつけてほしい。これも分解が必要になる結構大技で、詳しくは別の記事で紹介するのである。

●NSK ISC【国内メーカー正規品】MR93ZZミニチュアボールベアリング10個

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👆t300ならこれを3つ使うとサイズがぴったり。2か所ベアリングがあるので合計6個使った。明らかにボールベアリングにした方が、スムーズに回るようにもなり、音も静かな感じになったのである

 

◇腰が痛い!!!→ピップ

腰痛に悩まされている人には、実は膝裏にピップを貼る方法がおすすめである。膝裏には腰につながっているツボがあるらしいが、そこに貼って磁石を押しながら腰をぐっと入れるこの方法がベストだ。

最近は腰の前側のこりをほぐすといいとの説もあり、もちろんそれも実践するといいかもしないが、私はやはり膝裏が最強だと思うのである。

参考)腰痛改善ストレッチ・ツボ押しなど 自宅で行える5つのおすすめ対策|腰の痛み|痛みwith

https://www.healthcare.omron.co.jp/pain-with/back-pain/prevention/

 

●ピップ エレキバン MAX200  24粒入

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◇メーター類が見にくい!!!→Simhub

これはあんまりハンコンと関係ないが、カーゲームのメーターというのは、右下など隅っこにあるため総じて見にくいのである。

 

そのような時はSimhubでメーターを作る、のがおすすめである。適当なHUDがrace departmentというサイトで配布されている。

www.simhubdash.com

RaceDepartment

www.racedepartment.com

作り方がわかれば、ギア、タコメーター、速度がクリアに見えるようなもの作っていくと良いだろう。作り方はおいおいここに書くと思うので、たまにチェックしてみてくれ。

👆私は1年以上研究を続け、もはや配布されているものより高いクオリティのHUDを作れる次元に来た

 

◇パソコンの動作が重い!!→電動ダスター

カーゲームをする上で、やはり怖いのは処理落ちである。カーゲームにおいて処理落ちそれすなわちタイム落ち。特に夏場はPCが熱暴走しやすい。

パソコンを買い換える方法が一番ではあるものの、なかなかおいそれと買い換えるわけにはいかない代物であろう。

おすすめはパソコンやコンソールの購入ではなく、エアダスターとCPUグリスの購入である。パソコンをしっかり掃除したり、CPUクーラーを交換するだけでもカク付きがかなり抑えられるようになった。

 

●【2022最強版 超強力 3段階風力調整】Reesibi電動エアダスター

https://amzn.to/3gf2TOd

👆これは超いい!!風量も十分で、缶タイプのようになくならないためこまめにいろいろ掃除をするようになるのである。私の〝掃除観〟を根底から変えたとさえ言えるだろう。ブラシ付きのアタッチメントもありがたい。ちなみにプラモのヤスリの粉飛ばしにも便利。

 

●CPUグリス MX-4/MX-5グリス

https://amzn.to/3D5EmDh

👆CPUグリスとはクーラーとCPUの接触部分に塗るグリスのことである。これが乾燥すると冷えなくなることは、自作する人でもないと意外と知られていないだろう

現在は色々なグリスが販売されているが、違いは主に熱伝導力の違いだけで、基本的にCPUグリスであればどのCPUにも使えるのである。したがって上の商品が値段や品質として妥当である。

👆ちなみにグラボも掃除やグリスの塗り直しが必要である(ただし、ものによって分解が難しいので慎重に)。

PCを定期的に掃除することは、車のメンテナンス以上に大切なことだということがゲームにおいて言える。特に夏場に差し掛かってくると、グラフィックボードが高温になりやすいためよくそのようなチェックもしておこう

◇ゲームがハンコンに対応してない!!→x360ceを使う

PCならばx360ceというプログラムを使うとあらゆるゲームをハンコンでプレイできるようになる。バイクゲームからGTAなどFPS系ゲームまであらゆる乗り物をハンコンでプレイしよう!!

👇細かい説明ややり方は別記事。

note.com

ハンコンを市販のハンドルに付け替える方法

最後に若干の大技を紹介しておこう。

上記紹介したハンコンのうち、T300、G29、G923はメーカー非推奨ながらハンドルを一般車のそれに付け替えることが簡単である。

一般車のハンドルのメリットとしては、まず外周が大きいことである。あまり大きすぎると回すのが大変になりクイックさが失われてしまうものの、デフォルトのハンドルよりもやや一回り大きめのハンドルにすると微妙な操作なども可能になることにより回しやすくなるといった点でおすすめである。もちろん握りやすさ、デザイン性の高さもハンコンより素晴らしい。

ぜひ車のハンドルに変えてみよう。

以下で詳細と、手順について紹介する。ただしメーカー非推奨である。以下は「とりあえず私は、これでうまくいった」という感想である。何かあったら自己責任でよろしくたのむ。

 

◇必要なもの

ハンコンを取り替えるはまず一般車の付け替えたいハンドルと、そのハンドルとハンコンを接続するアダプター(ステアリングボス)が必要である。あとネジである。ボスと本体を付けるネジは問題ないが、ボスとハンドルを付けるネジがない。

①ステアリングボス

②ハンドル

③ネジ

 

①ステアリングボス

ステアリングボスは以下で販売されている。パドルも付属している。

T300用

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g29、g923用

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https://a.r10.to/hD2qUq

 

 

②ハンドル

一般車改造用のハンドルは数多く売られている。値段で選ぶか、ブランドで選ぶかという点で3つほど紹介しておこう。

 

MOMO  コンペティション 35パイ

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https://amzn.to/3FezZpj

https://a.r10.to/hMXYoD

車好きには度定番のメーカーのカスタマイズ商品。

メーカー公式:MOMOステアリング

https://www.momojapan.com/products/steering/index.html

 

NARDI CLASSIC 

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https://amzn.to/3E3aB45

https://a.r10.to/hNk1af

こちらもMOMOに並ぶ人気のハンドル。上質なつくりで、デザインも洗練されている。

 

ステアリングホイール、350mm

https://amzn.to/30uElcF

https://a.r10.to/ha8hvR

こちらは無メーカーながら、値段的に手ごろである。

 

③ネジ

ボスは「ハンドルに付属のネジを使って下さい」と言っていて、ハンドル側は「ボスに付属しているネジを使って下さい」と責任を押し付け合う形となり、ネジが用意されていないことには注意しろ。

ネジはたいてい「M5×20mm」というサイズでいけるだろう。基本ホームセンターにある。

 

◇ボタン操作はできますか?

できる。通常ハンコンにはボタンが付いていて、モード選択などが出来て便利である。けれども一般車のハンドルに付け替えるとそのボタンが使えなくなることを心配な人もいるかもしれない。

結論から言えば不可能ではない。しかしハンドルを握ったまま押したりするのは、少し大変になる。ハンドルの裏側に指を忍ばせて押すというようなことであれば、可能なので、モード設定などをする分には特に問題にならないから安心してほしい。

 

◇パドル操作もできるの?指とどくのでしょうか?

とどく。

ハンドルの後ろにあるパドルシフトは、ハンドルの大きさを大きくすると指が届かなくなってしまうのではないかと心配になる。ましてやディープコーンと言ってハンドルがかなり手前にせり出しているタイプもある。そうするとさらにパドルから遠くなってしまうのである。

しかしパドルもボスに付属しているのである。以下で説明するがパドルも付け替えて、使用する。ディープコーンがいいなら、ボスも「ディープコーン対応」という表示のある商品にしろ。

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👆右側が元々のパドル。左側が、ボスに付属している大きいパドル。少し長くなっているのがわかるだろう?

 

◇ハンドルコントローラーのハンドルを付け変える手順

いよいよハンドルを付け替える手順について説明していく。もしかすると失敗してしまうこともあるかもしれないが、悪いが責任は負わない。自己責任でよろしく頼む。

全体的な流れは

1元のハンドルを外す

2パドルシフトを取り替える

3ボスと新しいハンドルを設置する

となる。

 

・手順1――ハンドルを外せ

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これは特別難しくないだろう。

 

・手順2――パドルを取り替えろ

ここがオペの山場である。少し電子基板なども触るようになるため、かなり慎重な操作が必要である。ボス付属の説明書をよく読んで取り組むようにしたい。

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👆ハンドルを本体部分(ボタンとパドルが付いている部分)から外して、本体の中を開ける。

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👆その本体部分のコネクタを抜いて基板を外す。コネクタを抜く、微妙な力加減が難しいので慎重にな。

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👆パドル部分だけになった。これを交換する。

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👆ネジで外し、

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👆左の少し大きめの物に変えて完了。注意点は左右間違えないことと、ネジをなくさないことだ。交換できたら、もとに戻して終わりだ。

 

・手順3——最後にボスとカッコいいハンドルを設置しろ!

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👆ボス。実は正確な対称ではなく、向きがあることに注意。

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👆ボスが付いた。ここで気をつけたいのはネジである。ボスを本体に設置するネジはもともとのハンドルが付いていたネジで行う。しかし新しいハンドル(MOMO)をボスに設置するネジは、ついていないのである。

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👆ここで必要になるネジはない。

そこで以下のようなものをホームセンターなどで買う。サイズは太さがM5。長さは20mm~25mmでいける。(30mmでも無理ではないが、ちょっと長すぎて回すのが大変)

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👆できた。ボタンは完全には隠れない。押せる。

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👆あとはこれを取り付ければオッケーだ。

 

 

まとめ

👆T150である。一部バイクゲームもハンコンでプレイできる。

昔はゲームセンターなどに限りはできなかったハンドルゲームがわずか数万でできるようになるというのは驚きである。しかもさらにはフォースフィードバックなどと言ってハンドルが回りにくくなったり回りやすくなったりするなどというようなリアルな操作感が味わえるのもおすすめポイントだ。

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👆ダ・ヴィンチのメモにもハンコンのことが

迷っているなら、導入が少し大変なのと広告をあまり打っていないことによって値段が安くおさえられているストラトマスターT150が今の君にはベストである。

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