寝る部

誰よりも寝ることにストイックな男が、寝る間を惜しんで「寝る」と「あるある」を研究するブログ

好きな人が夢に出て来ないのはなぜか?(25時間生活第35回)

どうもこんにちは。

就寝する時間を毎日1時間ずつ遅らせることによって、眠気を強引に引っぱり出し、不眠と無縁の生活を送ろうという「25時間生活」。そんな世界初の試みもついに先日2周目を終え、現在私は、順調に3周目をひた走っております。

本日は15時から夜の22時か23時くらいまで寝るスケジュール。

ゾーンで言えば今日からおっぱいゾーンに入ります。

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とりあえずブラジルゾーンの4日間は乗り切ったぞ、というわけで、ここで「ブラジルゾーン」のメリットとデメリットについてまとめたいと思います。

「ブラジル人」というよりもアインシュタイン

ブラジルゾーンは就寝時刻が昼の11時から14時頃のゾーン。地球の裏側のブラジル人が寝る時間に寝るゾーン。

私の長い人生経験の中でも、このくらいの時間に寝ることは、かなり少なかったかと思います。それだけに、25時間生活を開始した当初は「きゃぴきゃぴ感」があって、決めた時間よりもむしろ早く起きてしまうような初々しいこともありました。これがメリットと言えばメリットでしょう。毎日が新鮮な気持ちになれるという点。

それからもう一つのブラジルゾーンのメリットは、ようやくゴミが出せるということです。私のマンションのゴミ捨てルールは、あんまり朝早くに出すわけにはいきませんし、かといえ遅すぎるとゴミ収集車に立ち去られてしまう。ちょうど8時から10時のタイミングで捨てなければいけません。25時間生活では、学生ゾーンあたりから、およそ10日ぐらい、その時間に寝ていることになるので、ゴミが出せません。これが微妙に面倒くさい。でもブラジルゾーンに入れば「出し放題」。

ブラジルゾーンのデメリットは、寝過ぎてしまうことです。先ほどきゃぴきゃぴ感、「火遊び感」があるのがメリットだと言いましたが、それはあくまで1周目の話で、3周目ともなると慣れたもので、昼過ぎに寝て夕方過ぎに起きることに、いまいち〝興〟を感じません。

緊張感がなくなったせいか、7時間と決めていた睡眠時間もずるずると延びてきて、この4日間は、毎日10時間ぐらい寝るという始末。私の部屋はガッチガチの遮光カーテンを使っていますが、それでもやはりカーテーンレールのわずかな隙間から外の明かりが漏れています。もしかするとブラジルゾーンは眠りが少し浅くなってしまうのかもしれません。

それにしてもなんで好きな人の夢って見ないのか。

寝過ぎのせいか、今回のブラジルゾーンでは、よく夢を見ました。かなりはっきりとした夢を見るというのは相当睡眠過剰になっているということが言えるでしょう。

ちなみに、私の中学生時代の同級生の女の子が出てくる夢も見ました。でもその子はどちらかというと地味な子というか、私は特に何も関心を抱いたことがない女性でした。

いつも不思議なのは、自分の好きな人よりも、中途半端なポジションの人がよく夢に出てくるということです。

あなたは、そういうことってありませんか?

それはなぜでしょうか?

睡眠中、起きている時にインプットした複雑な情報を脳は整理しているそうです。われわれは起きている間に非常にさまざまに情報を得るわけですが、眠っている間に「どの情報が重要で、どの情報が重要ではないか」の仕分けをしているわけです。そしておそらくですが、理解しやすい情報はスッと簡単に仕分けが終わり、理解しにくい情報は仕分けに時間がかかるのではないかと思います。

だから、好きな人よりも、七面倒な奴の方が出てきちゃう。好きな人というのは、面倒くささを感じないから好き、あまり複雑に感じないから好き、という側面が結構あると思うからです。あなたはいかがでしょうか?自分の気持ちをいちいち説明しなくても理解してくれる人って、好きでしょう?

むしろ相性が微妙に合わないって感じの、行動がやや予測不能な感じの人が、仕分けに時間がかかるので夢に出やすい。ちょうど「テトリス」くらいのイライラ感を備えた人が、出演しやすい。

人間関係で中々うまくいかなかったり、世の中に、離婚や不倫問題があったりするのは、この逆説をよく踏まえていないせいなのかもしれませんね。好きと嫌いをうっかり間違える。夢に出てくる方を、テトリスの方を、好きと思ってしまう。

ブラジルでさえも数回で慣れて飽きてしまうのが人間であり、だからテトリスもたまになら面白いけど、一生はちとしんどい。