寝る部

誰よりも寝ることにストイックな男が、寝る間を惜しんで「寝る」と「あるある」を研究するブログ

休日を終え、ライター仕事再開に当たり、超本質的な文章術を大公開(25時間生活第45回)

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どうもこんにちは。

私は「人間の体内時計は25時間」という説に従って、毎日1時間ずつ就寝時刻を遅らせながら生活する、「単に夜更かししてるだけじゃねーか」と言うことを言われたら何も言い返せない「25時間生活」というライフスタイルを提唱し、実践している、京都の男です。

ちょうど仕事に区切りが付き「ファークライ3」というゲームを5日ぐらいずっとやっていました。

ファークライ3 (日本語版) [ダウンロード]

――古いなあ

と思ったかもしれませんが、むしろその古さによって、よく今までこのゲームに手をつけないでいられたという、私の〝忍耐強さ〟みたいなものを感じ取ってもらえると嬉しいんだけどなあ。FPSというゲームはもちろん私も10年ぐらい前から知っていたわけであって、私もゲームは好きですので、その時「あ、心底やりたい!」と思っていたのですが、同時にその中毒性も察知。当時「物書きで食って行くぞ!」と燃えていましたので、この大敵をずっと避けてました。かれこれ7、8年我慢していたのです。

でも5日前まで、それこそ一ヶ月半ぐらい、休日も何もなく毎日10時間ぐらい仕事するみたいな書きづめ生活をして、消耗しきり、ややバーンナウト気味にもなっていたので、仕事にキリもついたこのタイミングで、ついにこのゲームに手をつける運びとなりました。まあ古い分、だいぶ安かったです。

いやあ、確かにはまりましたよね。

いわば未来を旅行した楽しさみたいなもの。私のゲームに対する知識はセガサターンで完全に止まっていましたので、そこから一挙に15年の時空を超えた感覚と言いましょうか。(それでもまだ現在よりも5年前ですが)モンハンもやっていない男にいきなりこれだけリアルなFPSをやらせるのは、江戸時代の人にテレビを見せるみたいなものと言いましょうか。中学生に女性器を見せるみたいなものと言いましょうか。やっぱ武器をどんどん強くしていくこととか、そっと相手の陣地の警報器をオフにして仲間に連絡させないようにして侵略するところなんかは、初キスくらいの緊張と、初キスくらいの気持ち良さがありました。

で、今日が13日だ13日だと思ってたらすでに14日じゃないですか。それで曜日感覚を若干失いはじめた自分に気付いて、そろそろやばいな、普通の生活に帰還しようと思いました。

――明日から仕事を再開だ。

というわけで再開するに当たって、ライターの私の、文章テクみたいなものを自分のためにまとめておこう、そして願わくば、あなたのためにもなればいいなと思って書くことにしました。

もちろん、文章についてはプロとしてプライドがあるので、さすがにその辺の本に書いてあることは言いません。「文中の「という」は消そう」とか。「指示語は使わないようにしよう」とか。あとなんでしょうか。「一文は短く」とか。まあそういう誰かしらが言っていることは、そちらを参考にされるといいと思います。

でもはっきり言って、私はもっとシンプルで、もっと本質的で役に立つ文章術を発見してます。

誰でもこれをわかっていれば非常に文章が書きやすくなるうえに、それでいて読みやすくなる方法。「ブログを更新しなければいけないな」と考えている人や、ここまでの私の文章を読み続けて「やっぱプロは、読みやすいなあ」と感じているあなたは、ぜひ参考にしてみてください。

「同じことを繰り返し書く」

私の文章術はこれです。

これって誰も言っていないことです。でも文章を書く基本は「同じことを繰り返し書く」なのです。「今日は晴れていた。」と書いたらその次の文章は「空には太陽が出ていた。」と書き、次は「昨日の雨と言っていた予報は、外れた」と書き、「この前新しく買った傘が、今日は全く必要なくて残念だった」と書く。同じこと言ってるでしょ?とにかく一つの所にとどまって、何回も何回も何回も、同じ事をさまざまな角度から書く。そこに文章を書く本質がある。

読みにくい文章を書く人は、この繰り返しがどうにも甘い。書く作業は思考する作業よりも圧倒的に遅いので、手が追いつかず、話題があちこちに飛んでしまいがち。我慢して、我慢して、ひたすら同じことを言い続けようとして、そして、もう完全にこのことは言い尽くした、「これ以上はもう書くことは絶対にない!」となってから、ようやく話題を飛ばす、てな具合にすると、非常に読みやすい文章になる。変な誤解の余地もなくなって、伝えたいことが明確に伝えられるようになります。これマジ凄いテクです。

「改行」のタイミングがよく分からないという人も結構いるのではないでしょうか。一体いつ改行すればいいのかよく分からない。で、毎回文章が終わるたびに改行してしまうということもあるでしょう。毎回改行しないと読みにくいのは、それは要するにきちんとひとつのことを言い尽くせていないからです。ちゃんと一つのことを一つの場所にまとめていない。本来「同じ事を繰り返す」という原則がちゃんと分かっていれば、いつ改行するべきかも自ずと決まってくるはずなのです。つまり同じことを何回も言い続けてる間は改行せず、話題が変わるところで改行すればいい。階段状に話が話題が進んでいくのが理想で、「A。B。C。」みたいな文章ではなく、それぞれをしっかり繰り返す「a。a。a。a。改行 b。b。b。b。改行 c。c。c。c。」という風に書いていくと実は非常に分かりやすい文章になります。

そもそも書いた内容って、どれだけ文法が正確だろうが、相手はそんな丁寧に一文を読んでくれるわけではないですし、前置きや前提条件などが読者と食い違っていたり、誤字とか脱字とか、書く側のミスもどうしてもあったりするので、正確に伝わっていないことがほとんどです。「一文は、短くきる」とか、「語尾に変化をつける」とかそういうこともよく言われますが、そんな小手先テクは正直、別に読みやすさと関係ない。伝わらないものは伝わらないし、読みにくいものは読みにくい。一番の大原則は、繰り返し同じことを、様々な視点から書く。これ以外ありません。

この本質を押さえると、書くのが楽しい

要するに同じことを繰り返すとは言え、逆にくどくなり過ぎるようならば3回目ぐらいで変化をつけるように心がけながらやるのが一番適度でちょうどいいということ。でも最低でも2回は繰り返せというのが、文章の大原則です。

「転」まで操れるのが理想ですが、あまり文章を書き慣れていない人は、やっぱりどんどんどんどん話を進めてしまいがち。で、説明不足になりがち。それにあとから削るのは簡単ですし、とにかく一箇所にとどまって、くどいくらいでちょうどいいと思って、言い尽くせるまで我慢して「言い換え」を連発してみましょう。

こうするとガンガンガンガン文章が書けます。結構楽しいです。5000字10000字なんて余裕です。だから500字とか1000字くらいで息切れしてしまう人は同じことを繰り返しを心がければ、きっと何か突破できるはずです。

でもやっぱり、もっと楽しいこともある。

とりあえずなによりも私の最初の仕事は、「ファークライ」のアンインストールです。

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