寝る部

誰よりも寝ることにストイックな男が、寝る間を惜しんで「寝る」と「あるある」を研究するブログ

ネット記事書く時ってどうやって構成をたてればいいのか。寝るライティングテクニック第4弾

こんにちは。

「同じことを書き続ける方法」、「書きたいことを10個絞り出す方法」という普段当たり前にやっているライティングテクニックをご紹介すると結構反応がありました。

今回は「Web記事を書く上での構成の立て方」についてご紹介いたします。実際、「初心者はまず100記事を目指そう!」とか「運営報告」とかいった記事は頻繁にアップされていますが、意外と「Web記事の構成」に、注目している記事はありません。

構成のタイプは大きく分けて2種類

Web記事で特徴的なのは、文字数が2000字程度という制約です。

これが「本」とは大きく違う点で、この2000字という少ない文字数、それからスマホのような小さい文字を読む人が多いという制約の中で、どのように伝えたいことをわかりやすく伝えるか。

まあ別に何万字でも書けるとはいえ、やっぱり読む人の労力を考えると、これくらいがベストでしょう。

その結果、いまのところ人類は、大きく2種類の構成に行き着いています。

構成のタイプその1――整理型

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しっかり構成を整理して、意味ある見出しが、意味ある順番で並べられるタイプ。基本的に読者は必要な場所だけを読めば済むようになっています。

例えば「心理的安心感」といった情報系記事ならば、まず「心理的安心感とは」という見出しがあり、続いて「心理的安心感のメリット」という風に、見出しが系統立てて並べられるタイプ。

 情報を求めている人に向けて無差別に書く、どちらかと言うと「法人的構成」と言えるでしょう。

構成のタイプその2――未整理型

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もう一つWeb記事としてメジャーな構成の立て方は「だらだら型」です。Web記事として大きなジャンルである、雑記・日記で使用されるタイプ。そういったつれづれなるままに書く時に使われる構成。

これは書く前に構成を立てないで書き、それから緩急を付ける意味で、ある程度まとまりのある言葉と分量で、見出しをつけるタイプ。

整理型が法人的だったのに対し、こちらは「個人的構成」と言えます。

例えばどんな記事が整理型で未整理型か

では具体例を見ていきましょう。

「整理型」の具体例

整理型の具体例としてはまずこの記事です。

tsukarukatamade.hatenablog.com

サクッと読ませる。見事です。

私なんかの場合ですと、もはや頭の中でちょっと伝えたいことを構成し、それがどれくらいの分量になるかというのは目処が立ちます。

「未整理型」の具体例

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未整理型は難しい。

でもあまり時間はかけずにブログを更新できる特徴があるでしょう。

あるいはアメブロなどに多い、幼児っぽいやつ系、絵文字多めなども未整理(^o^)

このタイプでキーになるのは、書き手の素性でしょう。

もちろんあなたの素性が芸能人なら理想的ですが、鬱病、ニートでもいけるでしょう。ブラックのサラリーマン、投資家なども結構固い。タレント力によって、圧倒的なファン数を誇りますが、やっぱり更新する大変さも並大抵ではありません。いわば好きなことを書くスタイル。不器用ながら、でも精一杯生きてます。みたいな雰囲気がかもしだされます。炎上も一つの成功の証。

整理型か、未整理型どちらを選べばいいのか

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さてこの2種類のうち、あなたはどちらのタイプで書いていけばいいのでしょうか。

ポイントを整理してみましょう。

ファンを作りたいか、検索流入狙いか

未整理型はややもすると独りよがりになりがちです。ゆうなれば自分で思ったこととか日記を書くわけですから、そんなものに興味を持ってもらえる可能性というのは少ないと言えます。ただファンは読んでくれます。獲得までが死ぬほど大変でも、気に入ってもらえればいつまでもついてきてくれる。

検索狙いは基本的に「初対面」なので、整理型の方が受け入れてもらいやすいと言えます。

毎日更新できる自信がある。

更新が多いなら、未整理。まあ今となっては、毎日でも少ないくらいで、日に2、3記事くらい更新しないとなかなか注目してもらえないでしょう。この試練に立ち向かっていく悲痛さが、読みにくさについても許容され、ファンが獲得できるというわけです。

私は絶対無理です。

さっさと書きたい。

各内容をいわば頭の中で一度整理して書くのが整理型。ですので、思ったことを思うがままに書きたい(あるいはそう見せかけたい)と考えている人は、整理型はあまり合いません。

本当言うと、軽く修練を積めば、別に思ったことをだらだら書いても綺麗に整理できるようになります。

実際この記事も書きながら分量などを調整しつつ、「この話題はちょっと次に回そう」とか「バランス的に3つぐらい小見出しはいるな」とか考えているわけなのですが、これは慣れみたいなものが必要です。

 

インタビュー記事とか、講演の内容紹介記事も、未整理型です。

A型かO型か

A型は「何時にごはんたべて、それから何時にお風呂入って」と、編集なしで言いたいことはとりあえず全部言う、という感じでダラダラ話をする人が多いので、未整理が最適です。「継続力」を克服すれば、きっと人気が出るでしょう。

Oなんかは、サービス精神旺盛で、きちんと相手の立場に立って編集したいタイプなので、整理型が向いていると言えるでしょう。

はてブ、アメーバとか。

こういうブログサービス系を選択するならば、ぜったい「未整理型」。

ワープレなんかですと、アフィ挿入なんかが一発でできますが、はてブはまったく。こんな記事、めちゃくちゃ大変。

まだはてなブログ初心者だったということもありますが、120時間くらいかかっています。ガンプラにどれだけ情熱があるのか、と思ってしまいます。

とりあえずこういうブログサービスは、htmlとかcssで編集するのが死にます。ぐちゃーっと文字だらけのところに、適切にタグ入れたり、画像の位置を調整したり、タグで挟んだり。それでプレビューを一回見ると、またどこを編集していたかがわからなくなっちゃう。

初心者は、2、3回の発狂は覚悟しましょう。

まとめ――寝る部は整理型か未整理型か。

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寝る部としては、「整理した、未整理」がいいのではないかと思っています。

仕事じゃきちんと整理しますが、ブログではあんまり整理するのも堅苦しい。かといって毎日更新は面倒くさいし、無理。だから「整理した、未整理」。無感情なやつが、ポツリと冗談を言うイメージ。

私は読者としても、いろいろWeb記事を読んでいます。しかし読みにくい記事が多すぎて困っているので、是非私のように分かりやすく、サッと読める情報を伝えられる技術が日本で広まってほしいという願いがあります。

そこで次回はさらに掘り下げて、細かい技術面に注目しましょう。特に「リスティング技術」がキーポイントとなる整理型の構成の細かい立て方もご紹介します。

無手勝流の未整理型は、方法論といえば、「とりあえず毎日更新」ぐらいでしょう。詞みたいなもので、書きながら独自のやり方を編み出していくわけです。

tsukarukatamade.hatenablog.com