寝る部

誰よりも寝ることにストイックな男が、寝る間を惜しんで「寝る」と「あるある」を研究するブログ

休日を終え、ライター仕事再開に当たり、超本質的な文章術を大公開(25時間生活第45回)

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どうもこんにちは。

私は「人間の体内時計は25時間」という説に従って、毎日1時間ずつ就寝時刻を遅らせながら生活する、「単に夜更かししてるだけじゃねーか」と言うことを言われたら何も言い返せない「25時間生活」というライフスタイルを提唱し、実践している、京都の男です。

ちょうど仕事に区切りが付き「ファークライ3」というゲームを5日ぐらいずっとやっていました。

ファークライ3 (日本語版) [ダウンロード]

――古いなあ

と思ったかもしれませんが、むしろその古さによって、よく今までこのゲームに手をつけないでいられたという、私の〝忍耐強さ〟みたいなものを感じ取ってもらえると嬉しいんだけどなあ。FPSというゲームはもちろん私も10年ぐらい前から知っていたわけであって、私もゲームは好きですので、その時「あ、心底やりたい!」と思っていたのですが、同時にその中毒性も察知。当時「物書きで食って行くぞ!」と燃えていましたので、この大敵をずっと避けてました。かれこれ7、8年我慢していたのです。

でも5日前まで、それこそ一ヶ月半ぐらい、休日も何もなく毎日10時間ぐらい仕事するみたいな書きづめ生活をして、消耗しきり、ややバーンナウト気味にもなっていたので、仕事にキリもついたこのタイミングで、ついにこのゲームに手をつける運びとなりました。まあ古い分、だいぶ安かったです。

いやあ、確かにはまりましたよね。

いわば未来を旅行した楽しさみたいなもの。私のゲームに対する知識はセガサターンで完全に止まっていましたので、そこから一挙に15年の時空を超えた感覚と言いましょうか。(それでもまだ現在よりも5年前ですが)モンハンもやっていない男にいきなりこれだけリアルなFPSをやらせるのは、江戸時代の人にテレビを見せるみたいなものと言いましょうか。中学生に女性器を見せるみたいなものと言いましょうか。やっぱ武器をどんどん強くしていくこととか、そっと相手の陣地の警報器をオフにして仲間に連絡させないようにして侵略するところなんかは、初キスくらいの緊張と、初キスくらいの気持ち良さがありました。

で、今日が13日だ13日だと思ってたらすでに14日じゃないですか。それで曜日感覚を若干失いはじめた自分に気付いて、そろそろやばいな、普通の生活に帰還しようと思いました。

――明日から仕事を再開だ。

というわけで再開するに当たって、ライターの私の、文章テクみたいなものを自分のためにまとめておこう、そして願わくば、あなたのためにもなればいいなと思って書くことにしました。

もちろん、文章についてはプロとしてプライドがあるので、さすがにその辺の本に書いてあることは言いません。「文中の「という」は消そう」とか。「指示語は使わないようにしよう」とか。あとなんでしょうか。「一文は短く」とか。まあそういう誰かしらが言っていることは、そちらを参考にされるといいと思います。

でもはっきり言って、私はもっとシンプルで、もっと本質的で役に立つ文章術を発見してます。

誰でもこれをわかっていれば非常に文章が書きやすくなるうえに、それでいて読みやすくなる方法。「ブログを更新しなければいけないな」と考えている人や、ここまでの私の文章を読み続けて「やっぱプロは、読みやすいなあ」と感じているあなたは、ぜひ参考にしてみてください。

「同じことを繰り返し書く」

私の文章術はこれです。

これって誰も言っていないことです。でも文章を書く基本は「同じことを繰り返し書く」なのです。「今日は晴れていた。」と書いたらその次の文章は「空には太陽が出ていた。」と書き、次は「昨日の雨と言っていた予報は、外れた」と書き、「この前新しく買った傘が、今日は全く必要なくて残念だった」と書く。同じこと言ってるでしょ?とにかく一つの所にとどまって、何回も何回も何回も、同じ事をさまざまな角度から書く。そこに文章を書く本質がある。

読みにくい文章を書く人は、この繰り返しがどうにも甘い。書く作業は思考する作業よりも圧倒的に遅いので、手が追いつかず、話題があちこちに飛んでしまいがち。我慢して、我慢して、ひたすら同じことを言い続けようとして、そして、もう完全にこのことは言い尽くした、「これ以上はもう書くことは絶対にない!」となってから、ようやく話題を飛ばす、てな具合にすると、非常に読みやすい文章になる。変な誤解の余地もなくなって、伝えたいことが明確に伝えられるようになります。これマジ凄いテクです。

「改行」のタイミングがよく分からないという人も結構いるのではないでしょうか。一体いつ改行すればいいのかよく分からない。で、毎回文章が終わるたびに改行してしまうということもあるでしょう。毎回改行しないと読みにくいのは、それは要するにきちんとひとつのことを言い尽くせていないからです。ちゃんと一つのことを一つの場所にまとめていない。本来「同じ事を繰り返す」という原則がちゃんと分かっていれば、いつ改行するべきかも自ずと決まってくるはずなのです。つまり同じことを何回も言い続けてる間は改行せず、話題が変わるところで改行すればいい。階段状に話が話題が進んでいくのが理想で、「A。B。C。」みたいな文章ではなく、それぞれをしっかり繰り返す「a。a。a。a。改行 b。b。b。b。改行 c。c。c。c。」という風に書いていくと実は非常に分かりやすい文章になります。

そもそも書いた内容って、どれだけ文法が正確だろうが、相手はそんな丁寧に一文を読んでくれるわけではないですし、前置きや前提条件などが読者と食い違っていたり、誤字とか脱字とか、書く側のミスもどうしてもあったりするので、正確に伝わっていないことがほとんどです。「一文は、短くきる」とか、「語尾に変化をつける」とかそういうこともよく言われますが、そんな小手先テクは正直、別に読みやすさと関係ない。伝わらないものは伝わらないし、読みにくいものは読みにくい。一番の大原則は、繰り返し同じことを、様々な視点から書く。これ以外ありません。

この本質を押さえると、書くのが楽しい

要するに同じことを繰り返すとは言え、逆にくどくなり過ぎるようならば3回目ぐらいで変化をつけるように心がけながらやるのが一番適度でちょうどいいということ。でも最低でも2回は繰り返せというのが、文章の大原則です。

「転」まで操れるのが理想ですが、あまり文章を書き慣れていない人は、やっぱりどんどんどんどん話を進めてしまいがち。で、説明不足になりがち。それにあとから削るのは簡単ですし、とにかく一箇所にとどまって、くどいくらいでちょうどいいと思って、言い尽くせるまで我慢して「言い換え」を連発してみましょう。

こうするとガンガンガンガン文章が書けます。結構楽しいです。5000字10000字なんて余裕です。だから500字とか1000字くらいで息切れしてしまう人は同じことを繰り返しを心がければ、きっと何か突破できるはずです。

でもやっぱり、もっと楽しいこともある。

とりあえずなによりも私の最初の仕事は、「ファークライ」のアンインストールです。

tsukarukatamade.hatenablog.com

在宅ワーカー必見!一人「働き蜂の法則」を使って家でサボらずに仕事する方法(25時間生活第44回)

「人間の体内時計が25時間だ」という説を鵜呑みにして、毎日を25時間、つまり就寝時刻を1時間ずつ後ろにずらしながら、睡眠時間7時間起床時間18時間の生活を繰り返すという偉業を続けていたら、先日イチローが断った国民栄誉賞の話が回ってきました。でも私も断りました。話が安倍から来たのは、この25時間生活の8周目を終え、9周目に突入という、世界的偉業が認められた時。確かに私は8周目を無事走りきったのです。

でもご存知の通り、誰かが断ったものをもらうのは少しいやですし、それになにより、安倍のメールの書き方が下手糞で、「どうせもらうんだろ、ちゃんとスケジュール合わせて皇居に来い」という雰囲気がにじみ出ているというか、そっけないというか、頭ごなしに授与式の日時と場所が指定してあるだけの依頼文。あちらが年上とはいえ、あまりいい気持ちがしません。もしかするとイチローもこれが理由で断ったのかもしれません。いずれにせよ私もイライラした感情を抑えながら、すぐ断りのメールを書きました。


RE:国民栄誉賞のご依頼について

ご連絡ありがとうございます。

とてもありがたい申し出ではございますものの、
東京に行くまでのスケジュールの調整が難しく
現段階では授与させていただくことが、
非常に難しい状態になっております。

またいつかご用意が整い次第、
そしてお互いのタイミングが合いました時に、
よろしくお願いできれば幸いです。

しかしながら今回このようなお申し出をいただいたことは、
私にとって名誉でないわけがありません。
このお申し出を励みにしてこれからも精進し「25時間生活」を
続けてまいりたいと考えております所存です。

どうぞこれからもよろしくお願いいたします。

ツカル肩マデ

 

ちなみに断りの文章を書く時は、「しかし」の使い方がコツ。普通の人は「ありがとう。しかし断ります。」という構造で書いてしまいがちですが、プロは逆。「断ります。しかしありがとう。」の順番。こっちの方が印象がいいでしょう?

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さて。

そもそも私が寝たい時寝て、起きたい時に起きるというこの25時間生活を続けているのも、一応普段仕事をしているからです。ほとんど家でガンプラなどを作っていますが、仕事もします。特に最近はよく働いていて、毎日10時間ぐらいライティングしてます。10時間もライティングをしてたら本当に頭がぼーっとしてきて、自分でも何書いてんだかよく分からなくなってきて、それでも書き続ける過酷さがありますし、寝て起きた時に両腕がシビれているようなこともありますが、でもやっぱり、「家で誰も見ていないのにそれだけの労働時間を確保できる」ということはなかなか偉い。働き方改革が叫ばれる昨今、私に国民栄誉賞が回ってきた安倍の意図もそこにあるのでしょう。10時間。監視もなく、「いくらでもサボり放題」という状況下で、なぜ退屈な執筆作業を続けられるのか。これについて私は、しっかりと方法が見つけられているので、今から言います。

スタバとかで作業をするノマドは「デカい車乗ってる的」糞。

そういえば私は京都大学出身で、京都大学といえばかなり難しい大学ですので、一日一時間二時間の勉強だけではなかなか合格できない大学なので、必死で猛勉強したのですが、当時私が勉強を続けられたのは「予備校や図書館の自習室などを使って勉強した」というのが大きな原因でした。当時私は仮面浪人で、すでに一人暮らしだったのですが、家にいるとどうしても勉強しなくなるので外で勉強する方法を開拓しましたが、それじゃまだ甘い。「やらざるを得ない状況に追い込んでやる」って、当時の私はまだまだま若かったと、今思うのです。さすがに京大受験ほど目の色変えて取り組んでるわけではないのですが、今の私は、さすがに家にいてもあんまりサボらないで、10時間、割と人様に見せても恥ずかしくないような姿勢で仕事を続けられています。

「ノマド」とか言う言葉が一時期流行っていました。今も流行ってるのかよくわかりませんが、そういう人たちがスタバに行ってマックブック広げて仕事したりしているみたいです。若干そのスタイルってダサいですよね。ダサいというかスタバにいいように金吸い取られている感じがバカっぽいというか、「無駄にデカい車乗っている奴」的さむさが漂っているというか。

別に家でもやる方法はある。

簡単です。ましていちいち外に出なくてもいいので、変な出費もかからず済みますし、金なくて自宅で浪人しなければいけない受験生も使える方法なので是非参考にしてみてください。

1日長時間あんまり面白くないことをするテクはこれだ!

まず最初にやることは、「1日何時間働くかを特定する」ことです。ここは別に何の工夫もなし。単に締め切りから逆算して毎日どれくらいの時間働くべきかを導き出します。まあ勉強なんかの場合は「やればやっただけいい」わけで、なかなか毎日の勉強時間をどれだけ確保するべきかというのは答えが出ないことかと思いますが、そのような時は、「自分がこれだけやったらすごい!」「まさか!」みたいな時間にしたらよいでしょう。

そして導かれた数字が例えば「1日8時間」だったとします。ここからが斬新な方法なのですが、はっきり言ってその辺の自己啓発書なんかでは書いてないと言えます。大体あの自己啓発書というのも、いかにもノマド的ダサさがありますよね。だいた他の誰かが言ったことをリライトしているだけですので、Amazonか何かでうっかり買ってしまわないように気をつけましょう。

で、例えば「1日8時間」だったとしてどのようにそれだけの時間机に向かうことができるようにするかということですが、いくら自分で一生懸命意思力などを駆使しようとしてもそんなことできるわけがありません。私もかつてそれで苦しみました。実際私の「サボり本能」という気持ちは並大抵のものではありません。どこかゲーム依存症の〝気〟みたいなものを持っている面があって、何かにハマると止められなくなるタイプ。まだどうやって8時間机に向かうことができるようにするかという方法が見つかっていなかった時代には、そういえば、私はなんとパソコンのゲームなども全部消してそれしかできない状況を必死で作ろうとしたりしていました。全部消すのはもったいないから、せめてビートルズのmp3だけは残しておいたら、現在そのほとんどの曲がソラで歌えるようになってしまったほど。いかに私がサボりやすい体質かがおわかりでしょう。サボることにおいては私はそこら辺の人よりも明らかにプロ。そんな私がそれほど大変じゃなくその決めた時間だけ仕事をできるようになったのは、とある方法を思いついたからなのです。

じゃあそれについてご説明します。

その決めた時間を、「0.8」で割ります。例えば1日8時間働くとしたならば0.8で割ると10。

そして「10時間働く」と考えて、スケジュールを立てます。何時までにこれをして、何時に昼飯を食べて、何時に夕飯を食べて、夜は何時まで働いて、何時に寝るという風に、10時間で働くパターンでスケジュールを立てます。

お分かりでしょうか。

それで仕事をすると、ちょうど8時間働くのです。

私がこの方法に思いついたのは「あ俺なんか、8割程度で自分が満足する傾向がある」ということに気づいた時でした。10割やってしまうことがなんとなくもったいないような気がしちゃう。なにをするにも8割くらいが心地よい。

だからまず0.8で割ってそちらを目標時間として全てスケジュールを立ててみると程よく2割サボって、ちょうど決めた時間だけ働くようになったのです。

例えば4時間毎日勉強しようという受験生だったらどうでしょう?「4」を0.8で割るといくつになりますか。5時間。つまり4時間勉強したいならば、「5時間勉強する」つもりで、何時から始めたらいいかとか、何時には何をしていなくちゃいけないかとかいうことを考えてスケジュールを立てる。そうすると見事に4時間勉強します。これ、間違いないです。

一人働き蜂の法則

そういえば「働き蜂の法則」というものがあります。2:6:2でしたっけ。どんな集団であったとしても、そのうち2割「真面目に働く人」がいて6割「普通の人」がいて2割は「サボる人」が出てくるというあれです。しかしこれは集団ではなくて、一個人にも言える。総労働時間のうち、2割真剣に取り組む時があって、6割普通の時があって、2割サボる。人間は大体「8割ぐらいできればいいや」と考えるように仕組みがあるのかも。「2割ぐらいなら別にサボっても大きな支障は出ないでしょ……」って考える癖が、もしかすると脳のDNAにプログラムとして最初から埋め込まれているのかもしれませんね。

だから逆にそれを見越して、基本的に8割できればいいぐらいの感覚でスケジュールを立てるというわけです。

バイト中時計を何回も見ないコツは

要するにこれは思考を騙しているわけですが、これはバイトなどでも使えます。私も下積み時代が長い男で、バイトしている期間はかなり長くありましたが、バイトをしているといつも「あーあ。あと30分もある……」とか、「はあ。あと1時間もあるのか」とか思ってしまっていました。そして何回も時計を見て、全然時間が進んでいないことに嫌気がさし、ただ苦しみの中で上がりの時間までを過ごすこととなります。苦役ですよね。

こういう時も思考を騙すのが有効です。

あがりの時間を、現実通りに考えるからいけない。

例えば20時があなたのバイトの上がり時間だったとします。これが現実。しかし頭の中では「22時までバイトが入ってる」と考えてみるのです。それで「もしも22時までだったとしたらどんな気持ちになるか、どんな1日になるか」を考えてみます。20時ではなくて、22時だったら寝る時間もさらに遅くなることでしょう。

そうすると、なんか20時に帰れることに感動が湧いてきます。たとえそれまで長時間働いていたとしても、なんか得した気分になるのです。結局苦しみなんて、相対的なもの。もっと苦しい状況を想定すると、かなり長時間苦しい作業があったとしてもあんまり時計を見ません。

 

いやー。

この寝る部も、他の誰かが言っている意見ではないオリジナルの意見でありながらとても有益なことが言えたのではないでしょうか。

では25時間生活。

9周目も頑張っていきます。

じゃあな。

なんでシャドーイングが英語の勉強になるの?原理を理解すれば効果倍増!

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英語上達の勉強法として代表的な「シャドーイング」。

シャドーイングは元々は通訳のトレーニング法として生まれた勉強法です。英文をすべて聞き終えてから繰り返す通常の「リピート」とは異なり、シャドーイングはまさに「シャドウ(影)」のようにわずか数秒後を追いかけます。

しかし一体なぜ、シャドーイングがリスニングの向上に役立つのかということを、あなたはわかっているでしょうか?

それがわからないまま、なんとなく「いい」と聞いたから続けている、という人が大半なのではないでしょうか?

今回はシャドーイングがなぜ英語の勉強法として優れているのかということを、第二言語習得理論の論文から考え、そしてそれを踏まえた上で、より効果が上がるために気を付けたいことをご説明していきます。

シャドーイングが英語のリスニング上達に効果的な理由。

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そもそもシャドーイングというのは「喋る」トレーニングですので、なぜそれでリスニングができるようになるのかという点で、少し飛躍を感じるのではないでしょうか。

そこには人間の「運動理論」が関わっています。

人間がリスニングをしている時の少し意外なメカニズムを3点、しっかり理解しましょう。

人間がリスニングをしている秘密その1――人は言語を聞き取る時はただ聞いているだけではない。

例えば日本語を聞く場合も、何か別のことをしていればその意味が取れません。ほとんど集中しなくても聞き取れるけれども、少しくらいは集中していなければ日本語を聞き取ることはできません。

外国語の場合では、その集中を意識的に上げることで聞き取れるようになります。すなわちその「集中」とは具体的に何なのかということをしっかりと理解することが重要です。

人間がリスニングをしている秘密その2――リスニング中、一緒に喋っている

実は人間が音声を聞き取っている時に「喉」の運動部位が活発になっているということが実験からわかっています。単に音声情報を受け取るだけならば、聴覚の部位だけが活発になっているはずなのに、「喉」も活発になっている。

これは何を意味するか。

人間は音声を聞き取る時に、同時に頭の中で相手の言葉を喋るというアクションも起こしているのです。聞き取った音声を、頭の中で続けて喋っている。つまりリスニングにおける「集中」とは、「人間は音声を聞き取っている時に、頭の中で一緒にスピーキングができているか」ということなのです。

人間がリスニングをしている秘密その3――自分の喋った声と相手の声を比べている。

しかしどうしてそのようなことをするのでしょうか?

それは自分の頭の中で発している音声と、相手が発する音声を聞き比べているからです。自分の声を基準として、相対的な違いなどから細かな聞き分けを行っているのです。

いわば音楽で言うところの、「調律」に当たるでしょう。たとえば「ミ」の音を一発で発声するのはとても難しい。でもピアノなどでまず「ミ」の音を出してもらえば、それを基準にして発声できるので簡単になります。リスニングでは、自分の頭の中の声がピアノの音に相当します。その頭の中の声と、相手の声を比較しながら、微妙な音声の違いを聞き分けています。

例えば英語で言えば「L」と「R」の違いは微妙です。特に日本人には難しい。それがどうして外国人は聞き分けられるのかと言うと、頭の中で自分で、「L」と「R」で発音してみているから。自分の声を、相手の声と比較することで聞き分けられているのです。

効果的なシャドーイングの英語勉強法。

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わかりましたでしょうか。

「聞き取る」ことは「喋る」ことなのです。母語ならばそれが自然にできているけれども、外国語ではできない。だから聞き取れない。

したがって脳内で行っていることを具体的に声に出して積極的に行えば、リスニング能力が向上する。それがシャドーイングです。

結局英語のリスニングがきちんとできているときは声には出さずともシャドーイングをしているということが分かるでしょう。つまりシャドーイングをすることによって、その脳内の復唱能力が鍛えられ、そして比較速度が速くなり、そのおかげでリスニング能力がつくということです。

それを踏まえて、シャドーイングで英語の勉強をする時の注意点をまとめてみましょう。

シャドーイングをする際の注意点その1――しっかり、はっきり声に出せなければいけない。

シャドーイングの原理から考えると、単に聞こえた英語を繰り返せばよいというわけではないことがわかります。それがしっかりとスピーキングとしても成立するように繰り返せなくてはいけない。それではじめて相手の声と自分の声が比較できるようになるのであり、はじめてリスニング面で学習効果があるのです。

シャドーイングをする際の注意点その2――語り手の気持ちに寄り添う

リスニングをしている時、他人の気持ちを理解する時に働く「ミラーニューロン」が活性化されているという実験もあります。

そのような点も考えると、ただ同じように続ければ良いとするのは少し上達が遅くなるということが言えるでしょう。実際に語り手がどういう風な気持ちで喋っているかを意識しながら行うことによってよりその比較能力が早くなっていくということが言えるでしょう。

まとめ

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以上今回は、英語上達の勉強法として最も有名とも言える「シャドーイング」の原理について第二言語習得理論の知見から説明し、シャドーイングをする際の注意点や上達には何が必要か本質的なのかということについて説明してきました。

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ただしもちろん第二言語習得で大切なことといえば、シャドーイングが自分に今の段階で最も効果的な練習方法なのかどうかということだけはよく注意しておきましょう。学習者それぞれのレベルや目標によって課題が異なりますので、まずはそれをしっかりと見極めることが大切なのです。

参考

門田修平、『インプットをアウトプットにつなぐシャドーイング:理論と実践の連携』2011

http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_10499832_po_ART0009897243.pdf?contentNo=1&alternativeNo=

別に暁だけじゃなく、夕日も覚えず。(25時間生活第43回)

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どもこんにちは。

私は「人間の体内時計は25時間」という説に忠実に従い、「毎日就寝時刻を1時間ずつ遅らせれば、睡眠不足などに悩むこともなく快適な生活が送れるのではないか」ということをに気づき、「25時間生活」と題してそれを実践している男です。

朝7時~14時まで寝たら、翌日は朝8時~15時まで寝る……という風に、毎日寝る時間を1時間ずつずらすのです。

「25時間生活スケジュール」

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最近はあまりこのブログを更新していなかったのですが、なんだかんだで25時間生活の7周目を終え、現在は8周目の「おっぱいゾーン」です。

しかしこの8周目で、やや規則性が乱れてきてしまっています。

今回はその点について分析し、今後の方針について考えてみます。フリーランサーの新しいライフスタイル「25時間生活」に興味がある人の参考になれば幸いです。でも別に「25時間生活」に興味がない、会社員の人にも無理やり聞いてもらえればもっと幸いです。

俺は7周目で人知れず〝新たな挑戦〟をしていた

実は私は、7周目に入った時に〝1時間ずらし〟のスケジュールを少し早めようとしました。

というのも昼間に寝ていると、外部との連絡が難しくなり仕事に差し支えがあるからです。昼に寝るゾーンでは〝1時間ずらし〟ではなく〝2時間ずらし〟にしたらどうか?と考えました。つまりまず7時頃に寝たら、翌日は9時に寝て、その翌日は11時に寝る。

このスピードで、〝昼寝るゾーン(ホステス、ブラジル、おっぱいの3つ)〟を駆け抜けてしまえと考えたわけです。いい考えでしょ?革命でしょ?

でも無理でした。

3日で挫折でした。

つまり11時に寝ようとしていた日なのですが、さすがにこのスピード感に身体が追いつかず、もはや朝7時の段階で眠くて眠くてしょうがない状況、それから2時間耐えたものの動画を観ながらやり過ごそうとしても、涙が止まらない。目が開けていられない。9時で布団にダウン、そのままぐっすり寝てしまいました。

翌日は13時に寝るはずなのですが、いかんせん前日に9時で寝てしまったため、不可能。というわけで10時に寝ることに。そして翌日は11時に寝ることに。

結局25時間生活だったのです。

つまり結局26時間に頑張ってしようとしても不可能。25時間生活は、どうやら生まれた瞬間から体内にプログラムされているようです。

で、単に寝たい時に寝る「花男」みたいな生活に。

花男(1) (ビッグコミックス)

花男(1) (ビッグコミックス)

 

しかももっと悪いことに、今回下手に規則性を乱してしまったことが災いし、「寝たい時に寝る」という癖がつきました。結局自分が何時頃に眠たくなるのかということが全くわからなくなってしまっている状態なのです。

いやあ、はじめて原付に乗った18を思い出しますね。アクセル回し過ぎて身体が置いていかれそうになり、慌ててブレーキかけて身体が前方に吹っ飛びそうになる、あの感覚。今私はまったく睡眠時刻を、自分自身をコントロールできなくて困っています。

かてて加えて春が近づくにつれ気温が上がってきたのも辛い。途中で目が覚めてしまう時もあったり、かといって起きた時に妙に寒くて布団から出られなかったり。

「春眠暁を覚えず」と言いますが、私の場合暁限定ではなく、夕日もです

読書嫌いでもすいすい読める!【RPA】初心者向けの本おすすめ5冊

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現在、働き方改革の一貫として「RPA(Robotic Process Automation)」が注目されています。

RPAは単純作業を始め給与計算など様々な人手に頼らなければできなかった作業をソフトウェアロボットに任せ、労働生産性を上げるソリューション。会社に導入をご検討している方や、自分の会社で導入されて何が何だかわからないという方のために、ここではRPAを最初に学ぶのに最適な本を5冊ご紹介いたします。

RPA初心者のためのおすすめ本その1――RPAの威力~ロボットと共に生きる働き方改革

RPAの日本市場における先駆者の書いた本です。綿密な取材に基づいた対処事例が豊富に掲載されている一冊。他社事例を学び、あなたの会社でどのように導入されるかということを予想しながら読めます。長期間Amazonでの売上一位を獲得していた本で、たちまち3刷に増刷されています。本質からその成功のポイント、そして豊富な他社事例を紹介して将来像を予測しています。コンサル会社の本なので、とても分かりやすい説明です。

RPA初心者のためのおすすめ本その2――図解入門最新RPAがよ~くわかる本 西村泰洋(著)

よくまとまっていて一読するのもそれほど大変ではありません。

RPAに興味ある人や導入を検討している人、あるいは会社で導入されたという人がその市場動向や導入までの5段階のプロセスや、用語を図表を使いながら分かりやすく解説されています。その1でご紹介した『RPAの威力』より初歩的なところから丁寧に説明してくれているので、少しRPAの威力では難しいと思う人におすすめ。

RPA初心者のためのおすすめ本その3――まるわかり!RPA日経コンピュータ(編集)

様々な執筆者によって、「RPAがわかる人はきっとこれから重宝される時代が来る」ということについて色々な角度から説明がされている本。系統立てて一から順にRPAについて学びたいという人向けではありません。どちらかと言うとある程度明確な目的意識があり、RPAの事例が知りたい、選び方が知りたいと言った、入門から離れた人におすすめと言えるでしょう。現在はまだRPAの黎明期であり、様々な考え方が交錯している時代でこのように俯瞰から様々な記事を注意深く読むとスタンスの違いなどが非常によくわかります。

RPA初心者のためのおすすめ本その4――RPA革命の衝撃 大角暢之(著),佐々木俊尚(監修)

RPAの技術概要について知るのに最適な一冊。

少し他の本を読んでも物足りなさを感じたような人が読むのに最適と言えるでしょう。しかしながらやや反復が多く、事例が少ないという難点があります。そのためイメージがわきにくく、読みにくさを感じる人もいるかもしれません。ですので2冊目として最適と言えるでしょう。

RPA初心者のためのおすすめ本その5――デジタルレイバーが部下になる日 池邉竜一(著)

各章の見出しでしっかり論点を提示し、各章の末尾でしっかり結論がまとめられているため、とても読みやすく、初心者でもRPAの潮流をしっかり理解できます。またRPAは何ができて何ができないのかというラインをしっかり引くことができるようになるでしょう。

デジタルレイバーの展望や、将来どのように活用されるのかということも提示されているところが面白い。いかにして人間が幸せに過ごせる環境ができるかという点での考察を深められるという意味では、RPAとはまだ関係がない人でも興味深く読み進められるでしょう。理系であまり本を読むのが得意ではない、好きではないという人もすいすい読み進められます。

まとめ

以上、RPAの導入を考えている方や、会社で導入が検討され始めてRPAについての知識を得ておきたいという方のために、おすすめの書籍5冊をご紹介しました。

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IT調査会社によるとRPAの市場は今後比較的飛躍的に伸びていき、2021年までに年平均59.3%で成長し、規模が10倍に達すると言われています。まだRPAとは無縁の会社でも、もしかしたら将来は導入がどんどん進んで行くかもしれません。時代の流れに取り残されないためにも以上のうちから一冊だけでも読んでおくことをおすすめいたします。

正直なところまだRPAに関する本はそれほど多くはありません。しかしだからこそ今のうちに知識を身につけて、将来RPAがわかる人が重宝される時代に備えるべきです。

特に最後にご紹介した『デジタルレイバーが部下になる日』は、読み物としても面白いので教養という意味でもおすすめです。

突然襲われる〝ストレス事故〟への対処を整理。(25時間生活第42回)

どもこんにちは。

私は「25時間生活」を続けている男です。これは「人間の体内時計は25時間だ」という説に基づき毎日就寝時間を1時間ずらすという斬新なライフスタイル。たとえば今日9時に寝たのなら翌日は10時に寝る、そしてその翌日は11時寝る、と1時間ずつずらしていくのです。

これが案外良くて、ついに現在6周目に突入しています!

このまま突っ走っていきます!

25時間生活のデメリットは、ストレスがないこと。

しかし25時間生活の難点といえば、「睡眠不足のストレスが一切ない」ということです。

――え、ストレスがないに越したことがないじゃん?

と思いましたか?

案外そうでもありません。多少ストレスがかかっている状態にしておかないと、この、承認のみならず「批判」にも溢れまくっている世界で、「はあ。」と、一気にテンションが下がってしまうみたいなヘタレ的なことになりかねないからです。

確かに批判は辛い。

私はもしかすると日本で一番批判に弱いかもしれません。

したがってそのような心ない批判に突如さらされた時、いったいこの軟弱な精神をどのようにコントロールするべきなのかということを、一旦きちんと整理しておくことが、25時間生活という素晴らしいライフスタイルには不可欠であると私は考えました。

あなたもぜひ忙しい毎日を送る参考にしてくださいね。

「ストレスを食って俺はもっと強くなる……。強くなる!」

結局のところ、「ストレスは悪い。」と考えているところに問題があるようです。

ストレスとはいいもの、むしろ実力を発揮するための手段と考えておくと、批判にさらされたときに「頑張るぞ。」という気持ちになれる。むしろそのような全開状態になった時の場合は、下手するとリラックスしている状態よりも、高い実力を発揮する場合もあります。人間とはストレスを食って、成長するのです。

ちなみにこれは私の主観ではありません。実際「トリーア社会的ストレステスト」とかいう実験があるのです。これは被験者がプレゼンテーションをするのですが、それに対して聴衆がうなずきもせず微笑みもせず同意の素振りを一切見せず、ただ冷たい無表情で見つめ続けるという実験。完全なアウェイ。「これは辛いなあ」と思います。たしかにプレゼンターたちはほとんどが、上手くプレゼンテーションができなくなり、声も小さくしどろもどろになったそうです。汗もびっしょり。

大批判にさらされても失禁せずプレゼンが出来る方法は?

しかし「体にストレス反応が起きるのは状況に対処するのに必要なエネルギーを集めるためだ、心臓がドキドキしているのはしっかりと頭に酸素を送り込むためだ。そしておまえは頑張ろうとしているのだ、ストレス・イズ・ナイス!」という風な感じに前もって「ストレスは力の源」というマインドセットを行ったプレゼンター達は、とても流ちょうに、上手くプレゼンテーションできるようになったという驚愕の実験結果が得られたのです。

ちなみに代わりに「ストレスや不安を感じたら無視してしまえ」とマインドセットしたグループと、それからプレゼンテーションの前に、テレビゲームなどでしっかりストレス発散を行うというグループでも同じ実験をしたのですが、そちらの方法はまったく効果がなし、わき汗びっしょり。よく見ると、失禁もです

「ストレスは役に立つんだ」という事実を理解しておくと、結果がよくなる。確かに「ちょっとプレッシャーがあるくらいの方が、逆にうまくいくなあ」と思ったことが、あなたもあるのではないでしょうか?

まとめ

世の中では「聞く力が大事」とか、「承認をしてあげよう」とかそういうアドバイスはよくあります。それはそれでなるほどとは思います。最近よく耳にする「自己肯定感」も、結局のところ、周囲の人の承認によりかかるような形で高めていくという結論になりがちです。

でもそのような事をいくら心がけたところで、相手があなたの思い通りの態度を示してくれるとは限らない。その場の気分で文句を言い散らすような人間は、たくさんいます。その文句に従ったら従ったで、またなにか文句を言う。文句を言うことを最初から決めつけるような形で、批判してくる。こっちの意見は一切耳を傾けない。そういう人は、たくさん存在している。(かくゆう私も、そうではないとは、必ずしも、言い切れない。)あなたがいくら法定速度を守って安全運転していようが、がんがん100キロで荒っぽくぶつかってくるやつが絶対いるのがこの世の常、だから結局そのような事故に、どのようにして対処しておくかを常に頭に入れておくことのほうが、聞く力や承認をしてあげる力よりもよっぽど大切なのではないでしょうか?

それに逆に、そういうところで踏ん張る経験を重ねると、承認してくれる人がとても大切に思えるようになると思いませんか?このブログを承認してくれるあなたという存在がいかに貴重か。

そして贅沢か。

そちらもストレスフリーな「25時間生活」を送る上で、ぜったいに忘れずにいたいものです、YO!

さあさあ、俺、6周目も一挙に駆け抜けるぜYO!

これからも応援よろしくだぜYO!

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参考文献

男が選んだ【夜用生理ナプキン】おすすめ5選。なぜ男が選ぶべきなのか?

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今回は、生理中は生理中でまた不思議な色香を放つあなたのために、暑くてもムレにくく、しかも肌触りのとてもよい【夜用の生理ナプキン】を厳選して5商品紹介します。

――はあ、男なんかが選べんの。

と思いましたか?

いや煎じ詰めるに、夜用ナプキンはむしろ男が選ぶべきだったようです。なぜか?理由は、以下でご説明しています。

ぜひ参考にし、どうか1日でも多くあなたが快眠を得られますことを。

 

どうして男ごときが、最適なナプキンを選べるのか?

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実はわたしは、あなた一人のためにこの記事を書いています。

あなたが今、読むことを想定して書いています。

――まさか。

と今思ったことでしょう。

 

あなたは前世でフランス貴族として、国王の寵愛を受けながら誰もが羨む華やかな一生を過ごしていた超有名人だったのです。

だっていかがでしょう?

あなたは日本での生活にいつもどこか窮屈さを感じていませんか?

あなたは日本のことを好きな部分もあるけれど、あまり好きではない部分もありませんか?

それはあなたがフランス貴族だからです。

私はフランスで侯爵をなさっていらっしゃるあなたのお父様から命を受け、あなたのお世話をする忠実な召使いなのです。だからあなたより、あなたのことがきちんとわかっていなければ、侯爵様から殺されます。

だからあなたにとって一番最適なナプキンを、私はあなたよりわかっていて当然なのです。

男でさえ着けて寝たいほど、本当によい夜用生理用ナプキン5選。

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ではさっそく、具体的にご紹介していきましょう。

以下の5商品を選んでおけば、まず間違いありません。

男が選ぶ最適な夜用の生理用品その1――花王 ロリエ スリムガード

ロリエは私も着けてみましたが、35cmという長さがありながらつけている感じがまったくありません。それほどの薄さを実現しています。この薄さのおかげでさまざまな動きにも対応できるため、寝相が少々悪くても外れることがありませんでした。

フランス貴族だったあなたの前世の夢を、たっぷり堪能したいならこれで決まりでしょう

男が選ぶ最適な夜用の生理用品その2――花王 ロリエ 超吸収ガード

お尻まですっぽりと包んでくれる大きめのナプキン。男のお尻でも確実なガードが可能でした。エンボス加工がしっかり施されて吸収力がかなり高い。長時間装着しても不快感はほとんどなし。

男が選ぶ最適な夜用の生理用品その3――ユニチャーム ソフィ はだおもい

肌触りがとても良く表面がサラサラのナプキン。エンボス加工が施されているので吸収力も高い。ムレにくさもほとんどなく、かぶれなどの心配もなし。

特にムレにくさは、今年のような暑過ぎる5月には最適。いずれにしてもこれからどんどん暑くなる一方なので、ぜひとも買っておきましょう。

しかしデザインがやや立体感に欠けるので、寝返りを打つ時にずれてしまうという危険性はちょっとあるかもしれません。

男が選ぶ最適な夜用の生理用品その4――河合楽器製作所 シロホンクマ ナプキン

こちらは木の肌触りがとても優しいナプキン。

――いや、これは夜用のナプキンじゃなくて、子供用の木琴じゃないだろうか?

と、まさか今思っているのではないでしょうか?

いや、これは夜用ナプキンです。

吸収力の高いポプラの木がしっかり漏れを防ぎますし、クマさんのイラストもとてもかわいらしく、カラフルなデザインがあなたの気分を高めてくれます。ただ確かに木の性質上、柔軟性がないのがわずかに玉に瑕。

一回でパンツが伸びますし、それに、軽く〝両性具有〟みたいな気持ちになってしまう怖れもあります。とはいえ口コミでは「作りがしっかりしていて満足」とか「孫娘がお気に入りです」とか大好評です。

男が選ぶ最適な夜用の生理用品その5――大王製紙 エリス 新・素肌感

エリスの生理用品と言えば、コンパクトガード。素肌感は生理用品として大変優れていつも人気ですが、こちらはそんな素肌感の夜用です。表面はサラサラとしていて不快感なく装着できるのに、かなり値段の安いところが最大のおすすめポイントです。

 まとめ――血さえも似合う女が考えなければいけないこと

ところで、世界中のあらゆる争いの原因が、あなたであるということを自覚していますか?

この世界の美しいものと醜いものを区別し、優れているものと劣っているものを区別し、この世界に底知れぬ恐怖を与えているのは、すべてあなたが照らす輝きであるということを。

どうか生理用品については頭を使わず、私が丁寧に選んだものを使ってください。

あなたは生理用品のことよりも、世界にこれ以上無用な争いを起こさぬよう、世界中であなたにひざまずいている奴隷達の中から、一人をきちんと選び出す、心の準備を早くなすってください。

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tsukarukatamade.hatenablog.com

 

本当のアンガーマネージメントは「怒ってないのに怒ってるっぽく見せる」。(25時間生活第41回)

どもこんにちは。

「25時間生活」とは、1日を25時間として捉える、すなわち、就寝時刻を毎日1時間ずつ遅らせて生活を送る、それによって「あー眠たいなあ。」という気持ちを十分に引き出せるので布団に入ったら即寝れる、という考え方の素晴らしいライフスタイル。考案者は私。ずっと続けてます。朝7時頃に寝た日に始め、翌日は朝8時に寝て、翌日朝9時に寝て……。と続けながら一周、二周……。で、現在5周目。

不眠でお悩みの人はぜったいお勧めです。

さて前回は、メールの話でした。フリーランスとしてメールはとても大切なコミュニケーションツール、ビジネスツールなのに、その使い方やマナーを俺はぜんぜんよくわかっていなかった、という話。特に「いえ、こちらこそ」「いえいえ、こちらこそ」「いえいえ、こちらこそ」……の無限連鎖をどのように断ちきるかがわかっていなかったのです。

そして結論は、やりとりは1往復のみがベスト、「ちょっと怒ってるっぽく見せつつ切り上げる」というものでした。

実際それ、やってみました。1往復でバッサリやり取りを切り上げるのは少し抵抗がありました。なんだか人として許されないことをしているような抵抗といいましょうか。「返信しなくて、すいません!」と、東野圭吾『手紙』のラストシーンの囚人の兄みたいに、Gmailの画面を見ながら固く目をつぶり合掌したものです。返信したい!いや俺は変わるんだ、と、気持ちをどうにかコントロールしましたが、まあ、続けていると慣れてくるはずと期待してます。

1往復だけがなぜ良いか。

それは「相手にちょっと怒ってるっぽく見せれる」という面があるから。それによって相手が無意識に「怒ってないかなあ」とちょっと不安になるため、次も話かけてもらえるチャンスが増える。それにあっさりとした会話をする人は、労力にならないし次も気軽に声をかけやすいという面もありそうです。

「あ、そういえば」

そしてふと私は、この世界の新しい真理に気づいたのです。

「かっこいいやつってみんな、怒ってるっぽい!」

よく考えてみると女にモテてるやつは結構怒ってるっぽく見えません?例えばキムタク。まさに2枚目の象徴的存在ですが、あの人って普段からムスっとしてます。鼻の穴をほんの少し膨らませるような仕草もときどき見せますが、あれなんて非常に〝怒気に満ちた奴感〟があります。「あれ……。もしかして木村さん怒ってはるんかな、俺なんかしたっけかな」みたいな不安を人に与える緊張感が漂っています。ヤンキーがカッコよく見えるのも、怒ってるっぽいからなのです。ストレスたまってそうな感じなのです。いかがでしょう?

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高校時代私は「どうしたらかっこよくなるかなあ」と考え続け、「ギャッツビーあぶらとり紙」を購入してこまめに鼻の油をとったり、「メンズノンノ」をしっかり読んで流行りのブランドを指折り暗記したり、鏡を見て丁寧に眉毛を整えたり、1点でも0.1点でもポイントを稼ぐことに常に余念はありませんでした。

しかしそんな若かりし俺は本質が見えてなかった。

別に鼻の油をとることも大切でないことはないとはいえ、それよりもっと大切だったのは〝怒ってるっぽく見せる〟ということ。怒ってるっぽいから、思わずちょっと心配になって女が近づいてくる。でもそれが手。そして、パッと素早く優しげなスマイルで応対。単に最初からニコニコしているキモいやつより、怒ってるっぽい奴の方がスマイルを見せられた時の〝振れ幅〟がでかい。ちょっと不細工だろうが、鼻油がすごかろうがその〝振れ幅〟にはしょせん勝てない。そして女は「わ、ちょー抱かれてんすけど」となる。この、ダイナミズム。俺は勘違いしていた。カッコよさとは〝静的〟なのではなく、もっと〝動的〟なのである。

もちろん簡単ではありません。

怒ってるっぽく見せるのは、本当に怒るくらい疲れます。

たぶんキムタクはものすごい精神力で怒ってるっぽい状態を維持しているのだろうと思います。「俺もキムタクみてーな顔になりゃモテるのになー」と思いがちですが、むしろ顔の作り、目鼻口といった各パーツの配置が問題なのではなく、怒ってるっぽく見せ続ける精神力こそが彼をモテさせ、カッコいいと思わせている。人は外見じゃない。かといって中味でもない。外見とは、そもそも中味。つまりメンクイこそ、実は中味を大切にしている奴なのです。

――はあ?

と思いましたか?

でもほんと。

今後は基本的に怒ってるっぽく見せることで「モテ度」が倍増することは間違いないので、私はその練習をたゆまず続けていきたい。

そういえば「アンガーマネージメント」とかいう言葉が最近流行っています。「6秒我慢すれば怒りはしずまる」とかそういう話。とはいえ本当は、「怒ってないのに怒ってるっぽく見せる」方が重要なのです。むしろ腹立つことがあったらラッキー、それをうまく活用して怒ってるっぽく見せ→そして女が声をかけてきた時に爽やかなスマイル→ベッドイン。怒れる材料を待ち望む、探す、くらいでちょうどいい。

これこそがちまたの「アンガーマネジメント」を超える、本物のアンガーマネージメント。

以上。

じゃあな。

✉は相手に「怒ってるの」と不安にさせるくらいで立ち去るのが適当

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どもこんにちは。

「25時間生活」という、就寝時刻を毎日1時間ずつ送らせることによって不眠と無縁の生活を送るスタンフォードもびっくりのライフスタイルを続けている京都に住む男です。京都はパラパラ雪。いよいよ本格的な冬になってきましたが、あなたは風邪などひいていないでしょうか。

今は5周目の25時間生活を続けており、ちょうど中間地点を過ぎたところ。今日はこれから夜9時頃に寝る予定。5周目も順調順調。

とはいえこの2月1日が、なんだか普段よりどっと疲れている。昼間京都の山道をチャリで登ったせいかなとも思いましたが、よくよく調べてみるとなんだかそういった肉体的疲れよりも精神的な疲れ。一体何なんだと突き詰めてみると結局「メールのやり取り」という結論。

もしかするとあなたが会社勤めしたことがあるなら、メールのビジネスマナーなどは完璧に把握していらっしゃるでしょう。しかし私に関しては会社などで教えてもらったことがないので案外よく分かっていない。完璧我流でした。そこへ、先日、連絡を取り合った人が、私ぐらいよくわかっていなかった人だったため、悲劇が起きました。私の根拠なき自信は一気に崩れ去って、いかに適当で雰囲気でメールをしていたかということを思い知らされたのです。

要するに問題はメールの切り上げ時。相手が私のお客さんだったので、なんとなく私で終わるのが正しい気がしていたのですが、締めのつもりで「ありがとうございました」みたいにメールを送ると、数分後に「引き続きよろしくお願いします」とメールが来た、そこで俺は一体どうしたらいいのかということで、よくわからずもう1回「はい、こちらこそよろしくお願いします」と送ったら「よろしくおねがいします」とまた返ってきて、いよいよ俺は一体何が正しいのかわからなくなる実存的不安に駆られたのです。

――え、そんなことも知らないの。

と思っているかもしれませんが、

――あるある。

と思っている人もいるかもしれません。いないのでしょうか。そして今日も、別の人とメールのやりとりがあってその実存的不安が再び生じてきました。しかも先日の人は、その人もわかっていなかったからいいのですが、今日はそうもいきません。だから「大丈夫かな、ダメかな」とどうしたらよいかわからない。

とりあえず自分のために一度整理しようと思います。知っている人は、間違えがあったら指摘をしてください。

「メールは一往復でいい。」

調べてみると、これが答え。

確かに理由を私なりに分析してみると、メールは記録がちゃんと残るので、「ちゃんと届いたかなあ」と気にするのは余計だから、別にこれで十分なのです。こっちから何かを送って、返信が来たらそれで終わり。だからそもそも俺はすでに間違えていたといえば、間違えていたのです。

でもややこしいのが、「こちらが立場が下の時は」、まあもう一回送ってもいいという考えも、なくもない、という点。だからこっちが「ご提出しました」と送る→あっちから「ありがとう」と来る。それで終わりでもいいし、ま、もう一回軽く、1、2行くらいのやつを送ってもいい。

たぶん、そこは時間の問題っぽいなあ。もしあっちの「ありがとう」が瞬時に返って来たら、もう一回瞬時に送り返してやる。10分以上あとに「ありがとう」なら無視。

いや、やっぱ俺に関しては全部「無視」でいこう。

振り返ってみると、なんとなく経験上「無視」の方が、次、別件でその人から連絡が来る確率が高い気がするのです。

もしかすると「怒ってる」感、「無視された」感が暗に出るのかもしれない。それであっちは「あれ、怒ってませんよね……?」と無意識下で確認したくなる。(だってなんか〝怒ってるっぽい〟知り合いを見たら、本能的にちょっと声かけたくなりますもんね。)

だから手頃な口実を見付けて連絡してくることが多くなる、というわけです。私への依頼は増えるというわけです。副次的に「忙しい男」演出、ならびに「こびてない」演出もできます。(←行き過ぎると単なる「めんどくさい男」でもあるが。)

ともかく、とりあえずこれからは決めた。

「1往復厳守」。

たぶんレベルがかなり低いのだろうし恥ずかしいけど、結構知らなかったりしませんか?

これでぐっすり寝れそうだ。

おやすみなさい。